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南九州大学、井上泰一さん「第49回全国造園デザインコンクール」国土交通大臣賞を受賞
2023/4/17
南九州大学 環境園芸学科3年生の井上泰一さんの作品『Rice Terraces Garden~雨水と生物の棚田ガーデン~』が、「第49回全国造園デザインコンクール※」において、高校292校、大学79校、一般3名から総数376点の応募の中から、特別賞「国土交通大臣賞」で表彰された。



環境園芸学科造園学分野の授業『敷地計画論演習』『都市緑地論演習』 (担当:関西剛康教授(造園計画研究室))では、課題として「全国造園デザインコンクール」に毎年挑戦し、昨年度まで3年連続で学生作品の「入選」受賞が続いていたが、今回初めて特別賞「国土交通大臣賞」の受賞となった。湯澤将憲審査委員(国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長)は、井上さんの作品について「農的な空間の象徴としての棚田をモチーフに、雨水貯留、生物多様性などの機能を取込むとともに、日常利用にも配慮した空間配置等に工夫が見られました。コンセプトを明確に絞り込み、それをデザインに落とし込んだ完成度の高い作品として評価しました。」と講評している。



<井上さんのコメント>

 まさか受賞できるとは思っていなかったので本当に驚きました。

 私は、造園デザインについて、大学に入って一から学びました。環境園芸学科では、造園の基本的な設計手法から都市計画まで幅広く学ぶことができ、今回デザインの制作にも役立ちました。また、造園だけではなく園芸や自然環境について学ぶことができたため、水田における生物多様性など今回の作品のコンセプトである『雨水と生物の棚田ガーデン』の着想をえることができました。



新潟県出身の井上さんは、故郷新潟の美しい棚田を商業施設におけるコミュニケーションや憩いの場、また学びの場として活用できないかを考え、デザインした。



※「全国造園デザインコンクール」とは

 「全国造園デザインコンクール」は昭和49年より、造園のデザインと製図技術の向上を図ることを目的に実施されている。造園学科を持つ学校の授業の一環として、また造園家を目指す一つの目標として、親しまれている。応募条件を一般・大学生・高校生の3部に分け、課題は 「住宅庭園」「街区公園」「商業施設」「実習作品」の4部門と高校生1・2年生を対象とした「緑化フェア(緑の広場)プラン」部門で構成している。

●主催:(一社)日本造園建設業協会

●共催:(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会、全国高等学校造園教育研究協議会

●後援:文部科学省、国土交通省、全国農業高等学校長協会、(公社)日本造園学会、NHK、(公財)都市緑化機構



■詳細リンク先(https://www.nankyudai.ac.jp/topics/17461/)
南九州大学(私立大学/宮崎)
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