生活支援コーディネーターとして、センターにお越しいただいた高齢者やそのご家族に、介護保険や福祉サービスの内容をご説明しています。困っている方々の悩みを受けて担当するお客様の自宅を訪問するなど、個人への解決はもちろん、高齢者の方を取り巻く環境をより良くするために、社会に向けたアクションを起こすことも私たちの役割です。また、お客様やご家族、地域の方、デイサービスをはじめとする各事業所の方との関係構築が欠かせない仕事でもあります。たくさんの協力を得ながら、高齢者であるお客様から「まだこの家にいられるんだね、ありがとう」と言っていただいたときは嬉しく、やりがいを感じました。
学生時代の経験が最も活かされているのは、コミュニケーションです。在学中に現場を体験できるさまざまな実習へ参加するため、面談の練習や実践的な話し方、人との接し方などを細かく学びました。また、障がい児を対象とした夏祭りとクリスマスパーティーにボランティアとして携わって子どもたちと触れ合ったり、在学時に今働いている法人や社会福祉協議会に出入りする機会があったことは、将来をイメージできる貴重な経験でした。もともと人見知りな性格でしたが、オープンキャンパスのスタッフを4年間務めたことで、初対面の方々とコミュニケーションを取ることに苦手意識がなくなったことは大きな成長でした。
まだ入職して1年目なので学ぶことが多く、目の前の仕事に必死な状態ですが、将来は地域の方に「何かあったら千葉さんに相談したい」と思われる存在になりたいです。相談を受けた際に、知識や経験不足を痛感することも多いですが、わからないことをわからないままにしない、自分で判断できないことは一度持ち帰り上司に確認するなど、経験が浅い中でもお客様の不利益にならないよう真摯に対応したいですね。また、サポートの部分で周囲との連携をスムーズにするために、定期的に各事業所に顔を出して、繋がりを構築していく行動も心がけています。介護の知識があれば対応の幅も広がるので、ゆくゆくは介護福祉士の資格取得も目指したいです。
社会福祉法人北海長正会 北広島市みなみ高齢者支援センター勤務/社会福祉学部社会福祉学科 社会福祉専攻 卒/2023年卒/小・中・高校時代と、友達に色々なことを相談されることが多く、部活や生徒会では、学生同士のトラブルのまとめ役などでその能力を発揮していた千葉さん。学校の先生からも「それは立派な長所だよ」と言われたことで、自分には相談職が合っているのかと考え、社会福祉士を意識するようになったという。大学のオープンキャンパススタッフとしてもリーダーを任されるなど、その人柄で周りからの信頼を多く得ているそうです。