時代のニーズに合った商品を開発し、お客様の生活を豊かに／東京薬科大学【スタディサプリ進路】

時代のニーズに合った商品を開発し、お客様の生活を豊かに

富田結さん／ライオン株式会社　2020年入社

Q．今の仕事の魅力・やりがい
Ａ．研究開発職として、主に食洗器洗剤の新製品開発や現在の製品の改良に取り組んでいます。コロナ禍を経て、食洗器洗剤は独身世代、高齢世代と多様な家族形態の人が満足できる製品が求められるようになりました。時代によって変わるニーズ・性能を見つけ、どういうアプローチでこたえるかが日々研究に取り組んでいます。お客様から「こんなにきれいになった」「グラスが輝いた」など、狙っていた通りの効果を感じたコメントを頂けると、お客様の生活に貢献できたことが実感でき、とてもうれしく励みになります。

Q．この分野を選んだきっかけ
Ａ．高校生の頃は製薬企業など医薬品に関わる仕事を希望していたので、創薬関係について学べる分子生命科学科を選びました。日用品メーカーを選んだのは、研究成果が商品となって多くの方の手元に届く仕事ので、やりがいもあって楽しいのでは思ったからです。実際の仕事も、生物、化学、物理など多様な知識を日々吸収して、新しい視点を研究に取り入れ、楽しみながら取り組んでいます。ハードルを次々越えながら、より良い商品を形にしてお客様に提供できるとてもやりがいのある仕事です。

Q．この学校で学んだこと
Ａ．1つは知識と技術、もう1つは社会人としての心構えです。東薬は先生と学生の距離が近く、困ったとき、わからない時にすぐ相談できる環境です。疑問をすぐ解消できるので理解も深まりますし、他の授業で学んだことと紐づけて興味を幅広く追求できました。また、実習で習得した分析手法や科学実験の手技は、日々の実験で役立っています。2つ目の心構えは研究室で身につきました。 “報連相”といった仕事の進め方から、研究への責任感や主体性、最後までやり遂げる“踏ん張り力”などのメンタル面もしっかり鍛えられました。社会人の私の土台を育ててくれた研究室の指導教授にとても感謝しています。

◇富田先輩に聞いた　分野・学校を選ぶ視点
自分の可能性を狭めずに、幅広い知識を身につけることができる場所を選ぶと良いのではないでしょうか。私自身も、生命科学に関して広く学べるという理由で東薬の生命科学部を選びました。選択科目が多く、興味のある授業を沢山受けることができたからこそ、社会人の今もワクワクしながら取り組める分野を見つけられたと思っています。