専門分野は建築意匠・建築設計です。建築デザインと社会との関係をテーマに、特に社会の側から建築や都市がどのように認識されるのかを、雑誌や広告といったメディアを通して研究しています。
公共施設や、巨大なビル、社寺や教会など、建築はひとたび建つとその場所に様々な影響を与えます。その場所のシンボルとしてたくさんの人々から愛される建築になれば理想ですが、反対にデザインや建設コストなどが批判されたり、老朽化を原因に容易に解体されるといったことも少なくありません。このように、建築は社会的な産物であり、建築のデザインも社会と密接な関係にあります。このような視点から、よい建築・都市とは果たして何か、建築・都市と社会はこれからどのような関係を築けるのかを、研究や設計の活動を通して考えています。
かっこいいだけでなく、その街のシンボルとして、長く愛される建築デザインとは何かを考えます。
授業では建築計画の講義と設計製図を担当し、近代・現代の建築家の住宅作品の解説や、幼稚園、オフィスビルまで多様な設計課題を通じて、建築デザインの視点やアイデアの広がりを伝えています。研究室では「建築・都市の社会的イメージ」「ツーリズム・スケープ」「住まい継ぐためのデザイン」の視点から、伝統的な街並みや近代建築遺産の継承と活用、その地域の魅力やアイデンティティの創出について調査しています。日本国内の地域だけでなく、ドイツ、フランス、中国など、幅広い事例を対象にしながら皆で議論しています。
私が取り組んでいる研究を共有した上で、学生それぞれの興味から各自の題材を見つけて欲しいと思います。
建物をつくることは、暮らしの環境そのものをつくることです。今後は新築だけでなく既存の建物を活用するデザインも重要です。建築に興味のある皆さんと、これからの建築や都市の在り方を共に考えていきたいです。
2009年 東京工業大学建築学科卒業 / 2009-2010年 パリ・ラヴィレット建築大学(フランス) / 2012年 東京工業大学大学院人間環境システム専攻 修士課程修了 / 2017年 東京工業大学大学院人間環境システム専攻 博士課程修了 / 博士(工学) / 2018-2024年 東京工業大学建築学系 助教 / 2021年- 法政大学江戸・東京研究センター 客員研究員 / 2022年- 法政大学 兼任講師 / 2024年- 東京工芸大学工学部 准教授
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