研究室VOICE 糖尿病の疼痛を緩和する治療薬の開発につなげたい。

高田高等学校
田名後 依里さん
疼痛(痛み)の仕組みを学びたいと思い、慢性的な疼痛メカニズムを研究する「分子生体機能学研究室」に入りました。卒業研究では、糖尿病性の疼痛抑制成分「神経ペプチド・ノシスタチン」の濃度や条件を変えてマウスに投与し、疼痛にどのような効果をもたらすかについて調べました。研究を通して実感したのは、常に疑問を持つことの大切さと、考察が次のステップにつながるということです。研究は地道な努力の積み重ねですが、新たな知識を得たり、英語の論文を読めるようになるなど、成長を感じました。この研究が将来、新薬の開発につながり、糖尿病を患う人々の痛みの緩和に役立てられれば、と願っています。
この先輩が学んでいるのは・・・
大阪工業大学 工学部
人と環境にやさしい次世代の街・技術・製品などを生み出し、ものづくりの最先端で活躍