プロジェクトデザインスタジオ「Bascule」でエンジニアとして勤務しています。Webサイトやインタラクティブなシステムの実装などを担当しており、国際宇宙ステーションを観測できる日時を天気予報のように伝えるWEBサイトなど、色んな「新しい」に関わることができ、充実しています。ただ仕事をこなすのでなく、「どうすれば人や社会に驚きを与えられるか」を、立場をこえてチームでアイデアや意見を交換しながら制作でき、「自分が関わることの意義」を感じられます。また、ジェスチャーや音声で操作できるデバイスの活用など、新しい技術を使った表現にチャレンジできる機会が豊富で、常に成長し続けることができるのも魅力です。
プログラミングやデザインの基礎、画像・動画編集、ゲーム制作、3Dプリンターでの立体造形など、幅広い技術や表現を学ぶことができました。良かったと思うのは、多岐に渡る技術の基礎を学び、「自分一人で何かを作り上げる力」が身についたことです。もちろん人と協力することはとても大切ですが、一人でものを作れるからこそ、俯瞰的な視点を持てますし、誰かと協力する時も共通の知識・認識を持ちながらコミュニケーションができます。また、「自分の作りたいものを作れる」というのは単純にとても楽しく、色んなことにチャレンジする力にも繋がります。アートサイエンス学科での経験は、自分を大きく成長させてくれたと感じています。
アートサイエンス学科は、自然と未来のものごとや新しい技術・考え方・表現に目を向けることができる環境です。新しい技術には、「AIによって仕事がなくなる」といった悲観的なイメージもありますが、使いこなすことで色んな可能性が生まれます。新しい技術や考え方を自分に取り入れるのは、これからの社会を自分らしく生きる力に繋がると思います。また、大阪芸大はさまざまな専門分野の学科があり、色んな芸術と幅広い考え方を持った人たちに出会えることができ、視野が広がります。「新しい表現にチャレンジしたい」「新しい世界が知りたい」と思う方にとって、大阪芸術大学とアートサイエンス学科はピッタリな環境だと思います。
株式会社バスキュール 勤務/アートサイエンス学科/2021年卒/矢尾さんがこの分野に進んだきっかけは、子どものころに触れたメディアアートでした。「テクノロジーを活用した新しい体験を生み出していることに、子どもながら感動して、自分もやってみたい、作ってみたいと思いました」その後、自分で制作を行う中でもっと専門的に学びたいと感じ、アートサイエンス学科に入学。「今の上司でもある方がアートサイエンス学科の授業を受け持っていて、アルバイトとして勤務し始めました。プロの現場が近い環境なので、自分のやる気や努力次第で現場に立てるのも、アートサイエンス学科の魅力です」と語ってくれました。