「無線で社会をより豊かに安全に」をテーマに、IoT社会を支える無線通信デバイスについて研究を進める本良先生と学生に、研究室の学びについてお話を伺いました。
現代社会を支える重要な基盤技術のひとつとして、進歩を続ける「無線」。研究室では、5Gの次の世代(6Gや7G)の高速無線通信や、商品管理などに用いられる無線IoT通信、無線でエネルギーを送る・得る技術など、通信だけではなく社会を豊かに安全にできる「無線」の可能性を研究しています。電力業界をはじめIT・コンピュータ業界など、様々な分野で役立つ「疑問を持ち、課題を解決し、願望を叶える力」が養えます。
電気の基礎技術から学び始め、現在は電波でタグの情報を読み取ることができるRFIDというシステムについて、情報の伝達だけではなくタグの位置や姿勢も推定する方法を研究しています。この研究を通して、通信技術の理論や課題について理解することができました。卒業後は、受注生産・技術者派遣を主とする企業へ就職し、大学で学んだ専門知識を活かしながら、エンジニアとして幅広い分野の製品開発に携わりたいと考えています。
研究室では、無線通信や通信用回路技術からその利用方法、集積回路(IC)の仕組みや設計方法、大手アパレルショップなどで利用されているRFIDシステムの仕組みなどを学んでいます。将来は、日常生活をより便利にしてくれる無線通信システムの開発に携わるエンジニアになり、より多くの場所でRFIDのような無線通信タグを使えるようにしたいと思います。