西日本工業大学、なかやしき株式会社と産学連携協定を締結【スタディサプリ進路】

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西日本工業大学、なかやしき株式会社と産学連携協定を締結

2022/10/20

西日本工業大学と、なかやしき株式会社（本社所在地：福岡県築上郡）は、デザイン学部建築学科教授の古田智基研究室が完成させたハイブリッド構造の制震制震デバイス「ダイナミックファスナー(R)」の普及を目的とし、産学連携協定を締結した。

2022年7月15日（金）に西日本工業大学小倉キャンパスで調印式が執り行われ、なかやしき株式会社代表取締役社長中屋敷知則氏と西日本工業大学の片山学長が協定書に署名した。

「ダイナミックファスナー(R)」は、阪神・淡路大震災で多くの住宅が倒壊したのを間の当たりにし、地震が頻発する昨今の日本では、揺れに耐える耐震性能だけでは不十分で、その揺れを吸収して住宅の損傷を抑えるという制震性能を持たせなければ安心して住まえる住宅とはいえないという考えのもと、開発に至った。そして、地震を恐れない暮らしの実現に向け、地震で倒壊する家0（ゼロ）を目的に、本デバイスの全国への普及啓蒙活動および制震力を計測するソフトの無料提供を進める、なかやしき株式会社に対して専門技術的支援を行うこととした。また、同時に、制震力の高い住宅を建てることで地震による損傷を抑止できるため、持続可能な社会を目指すSDGsの動きの中で長期に維持できる住宅の実現、損壊による廃棄等を防ぐ、なかやしき株式会社の取り組みを助勢していく。

「ダイナミックファスナー(R)」について

地震に耐える耐震性能と、地震の揺れを吸収して建物の揺れ幅を抑える制震性能を合わせ持つハイブリッド構造の制震デバイス。木造住宅に不可欠な筋交い金物をこのデバイスに変えるだけで、住宅の耐震と制震を実現する。

特徴1：揺れを抑えることで地震の損傷を防ぐため、繰り返しの地震に強い住宅を実現する。

特徴2：従来の筋交いと置き換えるだけで制振化が可能。コストも手間も削減する。

特徴3：ビス1本から日本製にこだわって、約60年の耐久性を確認できた。

■詳細リンク先(https://www3.nishitech.ac.jp/news/archives/1197/page:on)