食品の検品、配膳の点検、味見や食数の変更などの給食業務を中心に行っています。昼食時には病棟を訪問し、患者さまにお会いし、摂取状況や栄養状態等を確認します。この病院では、急性期・回復期・慢性期など幅広い医療に携わることができます。また、フォローアップ研修や新人育成などの研修制度も充実しています。入職当時はできないことも多く、不安でいっぱいでした。ですが、上司や調理員の方から「ありがとう」と言われた時、もっと頑張ろうと前向きになれました。今後はもっと頑張って、担当病棟を持ちたいです。直接患者さまの声を聞き、多職種で話し合いながら、栄養状態の改善へと繋げていけるような管理栄養士になりたいです。
栄養学の授業や実習で得た知識と経験は今の仕事に直接活きていると実感します。私が実習に行く時期は、コロナの影響で、病院実習の受け入れ先が少ない状況でした。病院管理栄養士に興味を持っていた私のために、先生方が実習先をギリギリまで探してくれました。おかげで、実習に行くことができ、病院管理栄養士になりたいという目標が固まりました。また、西南女学院大学は親身になってくれる先生ばかり。勉強で分からないことも聞きやすく、授業の空き時間に遊びに行くこともありました。栄養学科の先生だけでなく、就職課の先生も細やかにサポートしてくれました。就職後も話を聞いてくれて、改めてこの学校を選んでよかったと思いました。
この仕事で求められるのは、正確さと冷静さ。「患者さまのために立ち止まれ。」は、研修で学んだ言葉です。食数が合わなくなった時、数え間違いかもしれない、他に間違えて配膳していないか、と立ち止まることが大切です。配膳では、調理師と管理栄養士がダブルチェックを行っています。アレルギーのある方、嚥下機能の低下がある方など、様々な方がいます。患者さまによっては命に関わるかもしれない重要なことなので、正確な食事を提供すること、また配膳時間に間に合うように、患者さまに届けることが大切です。配膳チェックで、少しでも疑問に思うことがあれば、声掛けをしたり、すぐに確認をするように心がけています。
北九州中央病院勤務/保健福祉学部 栄養学科/2022年卒/母親が腎臓病になり、入院したことをきっかけに、食事の面からサポートできないかと思い、栄養学科に進んだという兒玉さん。同学を選んだのは、資格取得に向けての授業や対策をしっかりとしてくれる点に魅力を感じたから。入学後、資格を活かしたいと考え、管理栄養士を目指すようになった。大学では先生、同級生、アルバイト先の人々に支えられ、充実の日々を過ごした。同病院を志望したのは、幅広い医療に携われること、数が少ない職種の管理栄養士が多く所属していたことから。配属先は異なるものの、5人の管理栄養士の同期に恵まれ、現在でも同期とは定期的に各々の近況を話している。