「なんだか元気が無い」「不調が続く」。それは長い人生において誰にでも起こりうることですよね。そんな不調が長い間続いたら、支える家族も疲弊してしまいます。にもかかわらず、日本の制度は「家族支援」にまで行き届いていない現状があります。私の研究は『精神疾患を有する方の家族の支援』。精神疾患を持つ方と生活するご家族の現状を調べ問題点や打開策を探り研究しています。さらに『スクールソーシャルワークについての調査・研究活動』も行っています。スクールソーシャルワーカーにお世話になったという学生さんもいて、目指したいという声も少なくない中で、活用内容や雇用状況などスクールソーシャルワークを巡る状況は自治体によって千差万別です。職業としての確立や雇用の安定など何かしらの力添えがしたいと研究しています。
谷口先生が担当するゼミ「スクールソーシャルワーク論」では、子ども分野に限らず地域の方とつながりを作りながら視野を広げ、行動力を高めていく。地域のお祭り参加や、施設の見学、さらにスクールソーシャルワーカーから直接話を聴く機会も。実践的な学びを通して感じとる力を育み、自ら考え、卒業までに社会に貢献できるものを自分の中に1つ作りあげることを目指している。実際、学生同士で考え話し合いインタビューなど行動を起こし、精神疾患に関する理解を深めるツールを作成した例もあり、まさに理想の形の授業が行われている。
大学には教員含め多くの資源があります。それらを自由に用いてあなたの考えていることを表現してください!資格取得もサークル活動もOK。様々なことを通して自分の可能性を発見しながら良い時間を過ごしましょう。
専門:ソーシャルワーク、精神保健福祉、スクールソーシャルワーク
2000年東京学芸大学教育学部卒業。
2003年California State University, Fresno College of Health and Human Services, Social Work修了。
東京家庭学校児童指導員、東京福祉大学助手、成徳大学助教、東京福祉大学講師を経て2023年4月より現職。
2016年より東京都児童相談所にて被害確認面接(フォレンジク・インタビュー)面接員。