地元である群馬県の桐生信用金庫でコンサルタント営業として働いています。法人(会社)のお客様であれは事業への融資について、個人のお客様であれば投資信託や生命保険等の商品について、相談を受けたり提案をしたりしています。多くの地域のお客様と関われるのはこの仕事の魅力です。お客様との対話を通して地域の文化や歴史を学んだり、同じ県内でも地域によって特性が異なることを知ったりと「地域」をよりよく知ることができるのが面白いです。そうした中でお客様に合った提案ができた時はやりがいを感じます。地域のみなさまが、信用金庫の持つサービスを上手に取り入れて安心して暮らせることが「地域活性化」につながると考えています。
小学生の頃から地域活動に積極的に参加していました。年齢問わず地域の方々と触れ合うことが多く、自然と「地域」そのものを意識して考えるようになりました。大学では、若原幸範先生の「地域社会論」のゼミに所属。その中で地域を活性化する方法を計画する機会があり、私は空き地を利用した商業施設の建設を企画しました。その機会を通して「地域には『人』がいる。『人と人が交流する』という視点で考えないと、本当の地域活性化にはならない」と先生からアドバイスいただいたことが印象深く心に残っていますね。そのことが地域に根差した仕事に就き、人と関わりながら地域活性化につながる仕事をしたいという私の就職の動機になりました。
コンサルタント営業としては、会社や事業の創業に関わる仕事をしたいです。もちろんタイミングや縁もあると思うので、チャンスがいつ来てもいいように誠実に仕事をしていきたいです。大学で学んだ「地域活性化」という点では、信用金庫もその役割の一翼を担っています。しかしその方法はひとつではないと思います。視点を広げてさまざまな方法で「地域そのものを考える」ことを自分のテーマとして持ち続けていきたいです。「地域」とは、家族とは少し違う、自分を育ててくれた、そしてこれからも育ててくれる環境です。いつまでも居心地の良い場所であるように、そして活性化するように力を注いでいくことが、恩返しにつながると思っています。
桐生信用金庫 太田西支店 コンサルタント営業/政治経済学部 政治経済学科/2021年3月卒/群馬県桐生市出身。小学生から地域活動として「桐生囃子」に携わる。中学生の時には指導も担当。桐生囃子を続けるため大学時代は約2時間半をかけて通学、社会人になった今でも続けている。桐生囃子をとおして、いつしか「地域」を意識した仕事がしたいと思うように。大学のゼミでは地域社会についてより深めたいと地域社会学を学ぶ。また、大学で多くの留学生と交流し、異文化への理解やコミュニケーションの大切さを学んだことも今の仕事に活きているという。