「人と話すのが好き」「コミュニケーションをとるのが得意」そうした自分の強みを活かす仕事として選んだのが営業職です。現在担当しているのは、ネットショッピングで注文した商品を物流倉庫や物流センターから自動で出荷する仕組みづくりや、その物流をサポートする機器の提案です。お客様ごとに課題も違いますし、倉庫やセンターの規模や構造も違います。何度も打ち合わせを重ね、お客様と信頼関係を築きながら、課題解決に繋がる提案をしていく。そのプロセスが営業という仕事の面白さであり、やりがいに繋がっています。物流システムの完成後に「とても助かっているよ」「導入して良かった」という言葉をいただけることも嬉しいですね。
聖学院大学を選んだのは、好きな英語を専門的に学べることに加え、留学制度が整っていたからです。在学中にはカナダとオーストラリアへ留学。異文化コミュニケーションを学び、現地の人々と交流したことで、コミュケーション力はもちろん、自分で考える力、自分の考えを表現する力を得ることができました。また、就職内定後は「絶就研(絶対就職するための研究会)」に参加。後輩たちに就職活動のアドバイスを行う中、他者の視点を意識でき、自分のコミュニケーションの方法を見直すこともできました。こうした経験が「どうしたら分かりやすく伝えられるか」を常に考え、伝え方を工夫する力となり、営業としての仕事に活きていると感じています。
営業の仕事は「契約を取れば終わり」ではありません。どうすればお客様に喜んでいただけるかを考え続け、よりよい提案をし続けることも重要です。例えば、1つの物流倉庫や物流センターにシステムを導入した後、新設される倉庫やセンターについてのご相談を受けることもあります。それはお客様との信頼関係があってこそ。聖学院で培った力を様々なお客様への対応に活かしながら、ご要望に応える提案をしていきたいですね。そして、相手の考えを尊重しながらコミュニケーションを取る力は、会社内の先輩や同僚、後輩との関係づくりにも欠かせないものです。欧米文化学科の学びで多様性の時代に対応できる重要な力も習得できたと実感しています。
トヨタL&F(ロジスティクス&フォークリフト)埼玉株式会社 物流システム部/人文学部 欧米文化学科/2009年3月卒/大学時代は英米文学を学ぶゼミに所属。「世界的に有名なファンタジー文学の原作を読み解く授業が印象に残っています。一つひとつ訳しながらどのような意味かを解釈する。そのプロセスが楽しかったです」と江原さん。カナダ、オーストラリアへの留学も経験。オーストラリアのホストファミリーの家では国籍が異なる4名の学生と生活し、英語力とコミュケーション力が鍛えられたという。卒業後はトヨタL&F埼玉株式会社に就職。お客様からの信頼も厚く、現在は物流システム部 物流システム営業室 係長として後輩の指導も担当している。