私が指導しているのは、『ファッションプロダクトデザインコース』。服飾造形の基本やデザインの基礎的な技法について学修したうえで、様々なファッショングッズを制作し、バッグや帽子、アクセサリーなどのデザイナー・プランナーを目指すコースです。本コースの卒業生でもある私は、大学卒業後に研究室に入り、授業を担当する一方、ファッションブランドを始めとする企業の各種プロジェクトに参加し、作品を発表してきました。新しいものを創出したいという思いが強く、「まだ世の中にないもの」を創ることが研究テーマの一つです。そのような創作経験を通して得た知見や技術を指導に反映し、ものづくりの楽しさを知ってもらうとともに、卒業後にプロのデザイナー・プランナーとして活躍するための土台づくりをしています。
絵画や建築、映画など異分野のデザインに幅広く触れることで、ファッション造形の力も伸ばせます
高橋先生は『ファッションプロダクトデザイン』と『デジタルデザインワーク』の授業を担当している。前者では「デザインとは何か」ということから学び、それをバッグや革小物、帽子などの制作を通してより深く考え、形にしていく。後者では画像編集ソフトであるillustratorを使って、レイアウトやロゴデザインなどを制作。自身がブランドを持つということを想定してCGのデザインを学ぶ。いずれにしても学生自身が実際に手を動かし、高橋先生が学生一人ひとりのクリエイティビティを引き出すという実践的な授業を行っている。
創作活動を通して得た自身の経験や知見を、学生一人ひとりへ真摯に伝えている
試行錯誤を重ねながら、自分のアイデアや情熱を形にする──。それがものづくりの醍醐味です。好奇心を持ち続け、技術や知識を磨き続けることで、スキルは着実に上がります。本学で一緒に学びましょう!
専門/ファッションプロダクトデザイン
略歴/担当科目は『ファッションプロダクトデザイン』『デジタルデザインワーク』。杉野服飾大学ファッションプロダクトデザインコース卒業後、同学に勤務。ファッションプロダクトデザイン研究室で技術助手として研究に取り組む一方、企業の各種プロジェクトに参加し、創作活動に取り組んできた。現在は助教として教鞭を執っている。
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