照明デザイナーとして、主に公共空間や建築の照明計画、イルミネーション・ライトアップイベント等の照明デザインを行っています。例えば、地方の行政の方から夜間景観の改善をしたいというご要望があった場合は、現地を訪問しどのようにライトアップをすれば素敵なまちの景観になるかをご提案。実証実験を重ねてハード整備に落とし込んでいます。現在は、主に公共空間やまちづくり(温泉街や国立公園)、建築・商業施設など様々な分野のデザインをさせてもらっていて、それぞれ異なった照明デザインなので面白さを感じています。今後もジャンルを問わず色々な案件に関わり、沢山の経験を積んで、照明でより良い環境を創っていきたいと思います。
照明との出会いは、大学時代。プロダクトデザイン学科(現:生産・工芸デザイン学科)の授業で照明を製作し、初めて点灯したときの感動は今も忘れられません。実際に自分で照明器具を製作する課題の中で、光の出方や影の面白さに夢中になりました。神戸芸術工科大学で学んでいなければ、現在の照明デザイナーとしての私はなかったかもしれません。
今は情報がたくさん得られる時代だと思いますので、少しでも興味があれば全く違うジャンルであっても、イベントやインターンシップなど、なんでも良いので参加してみてください。興味があると思っていたこと、また逆に興味がないと思っていたことでも、実際に体験することで新たな自分に気づくかもしれません。
株式会社LEM空間工房勤務/プロダクトデザイン学科(現:生産・工芸デザイン学科)/2009年卒/同志社女子高等学校卒。神戸芸術工科大学卒業後、照明器具メーカーに就職し、商業施設部門の販促営業として施主・オーナーや設計事務所・照明デザイン事務所に照明器具の提案営業を行い、照明器具や業界についての基礎知識を学ぶ。6年間勤務後、現在勤務する株式会社LEM空間工房入社。