「建築や都市は、ライフラインや各種設備などの多様なシステムが幾層にも重なって構築されており、それらが相互に関係し合うことで機能しています。しかし社会状況や環境の変化によって建築や都市が成り立つ前提条件が変わり、従来の考え方では役割や機能を維持しにくい状況が生じています。災害、人口減少、感染症、紛争…そうした危機事象と向き合い、「100年後も豊かで安心して暮らし続けられる、強靭で魅力ある街づくり」を考えているのが私たちの研究室です。環境都市づくりの理論を追求し、環境都市のシステムデザインを展開する、という理念のもと、都市を支える新しい「環境基盤」の姿を探究しています。「建物」単体のみを考えるのではなくシステム思考で地域と社会の問題をとらえ、建築や都市づくりを通じた実践的な課題解決を目指します。」
「レジリエンス=危機的な事象を乗り越えていく能力」を備えた、持続可能な建築と都市を探究していきます
研究内容は大きく分けて『安全・安心のシステムデザイン』『エネルギー・資源の有効活用システム』『自然環境共生の都市デザイン』の3つに分けられるが、テーマを“学生自身が考えて決める”ことを重視しているそう。増田先生は学生に寄り添って対話を重ねることで、各人の内にあるものを引き出すことに注力している。自身を深く掘り下げて研究テーマを見つけた学生は、その後の成長速度が驚くほど高まるうえ、社会貢献のためのヒントが得られることで“志”が芽生えることもある。そうした成長を見ることが増田先生のやりがいの一つだ。
国や自治体、学協会、企業など多方面で活躍する増田先生。活動で得た生きた現場の知見を指導に活かしている
「人の適性や志向、価値観などは十人十色ですが、それぞれに異なる個性のすべてが、社会で必要とされています。皆が社会貢献できる活躍の場が、どこかに必ずあるはずなのです。それを本学で一緒に見つけましょう!」
「仮説を立てて検証。それを繰り返すことで培われる思考力は、社会人になった後も末長く活かせます」
専門分野:建築・都市環境工学、設備工学
早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程修了。早稲田大学高等研究所准教授を経て、2010年より国立大学法人豊橋技術科学大学大学院建築・都市システム学系准教授、東京理科大学総合研究機構客員准教授を務める。2018年、芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科教授。さいたま市環境審議会会長、国土強靭化貢献団体認証 認証審査委員会副委員長ほか多方面で活躍中。
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