「不平等の解消」をテーマに、教育に焦点をあてた研究・取り組みを行っています。不平等の解消には、まず「どういった格差があるか」を可視化する必要があります。さまざまな国々に足を運び、現地の教育環境を調査し、データをもとにその背景にはどのような要因があるのかを考え発表しています。また、人々が持つ他の人種や国への偏見の解消も重要で、そのための手段として「留学」は非常に役立つと考えています。アメリカやヨーロッパへの留学はポピュラーですが、コストが高く手が届きづらいものです。インドネシア・ベトナム・ネパールといったアジア各国の有名大学との連携を推進し、レベルの高い留学を比較的安価で行える制度を設けて、多くの若者たちが国を越えて学び合い、「みんな同じ人間だ」という意識を育める環境づくりを行っています。
宮脇先生のゼミでは、学生たちが自由な発想で「社会貢献」と「収益」を両立できるビジネスプランをつくっています。これからの時代、「自分だけが豊かになればいい」といった考え方は通用せず、一方でボランティア的なやり方だけでは、支援や事業の持続・発展は難しいです。同学の関連団体である「四天王寺福祉事業団」などと連携を行いながら、社会にはどのような問題があり、それを解消しながらビジネスとして成立させるにはどうすればいいかを考え、商品・サービス化などの実践まで行い、広い視野と思考力、実践力を養います。
国内外問わず、社会で活躍するには視野の広さが重要です。本学は自ら考え、さまざまな国の人々と関わる機会が豊富です。ぜひ本学で自らの世界を広げ、夢を叶えましょう。そのためのサポートを私は全力で行います。
専門:国際環境経営学(SDGs)、国際交流実践
2社の企業と1事業体をスタートアップ後、24年間社長として経営し、2010年3月山口大学大学院東アジア研究科後期博士課程東アジア専攻(企業経営コース)単位取得後退学、大阪の大学で教員に。インドネシア・ダルマプルサダ大学客員教授を経て、インドネシア・デンパサールマハサラスワティ大学客員教授(経営管理論、アントレプレナーシップ等)、現在に至る。