英語学習を通じた「人間性教育」をテーマに研究を行っています。英語を学ぶということは、読み書きや会話といった語学力を身につけるだけでなく、他文化の理解や高度なコミュニケーションへの入り口となります。なぜ英語を学ぶのか、英語を使って何ができるのかといったことを常に考え、効果的な教育実践につなげています。現在の取り組みとして日本について英語で伝える「japanology(日本学)」の講義をスタートし、学生は日本の魅力を再発見しながら発信する能力を身につけます。文化的なアイデンティティや価値観、そして発想を英語で表現するためには、より深く言葉の意味を知る必要もあると考え、留学プログラムも考案。様々な国や地域で実際に現地の人々と触れ合いながら、言葉の持つ意味の裏側まで学ぶことで、自ら学び発信する力を磨きます。
国際コミュニケーション学科では、1年生全員が3週間の海外体験実践演習に参加し、現地の文化や人々に触れながら学習を行います。留学先はインドネシア、フィリピン、ベトナムなど、「アジアの中心」として発展を続けるアジア主要国を予定。また、観光分野の国際化も見据え、ホスピタリティの学びにも力を入れています。ホテルや観光地で外国人観光客が何を求めているのか、海外の実態を知ることで理解を深めます。1年生のうちに国際社会を体験することで世界に対する価値観を変え、自分に何ができるか考えるきっかけづくりを行います。
国際交流や観光に興味があっても、英語力が不安で踏み出せない人は多いと思います。そんな人でも、本学がしっかりサポートします。自分の可能性を広げたいと考えている人は、ぜひ安心して飛び込んでみてください。
専門:英語教育、リメディアル教育
高校や大学での英語教員を経て、2015年より四天王寺大学に着任。高校教員時代には、音読を通じた効果的な英語教育を行ったほか、大学教育レベルに達していない生徒への指導方法を考える「リメディアル教育」について研究し実践した。本学においてもその経験を活かし、英語教育、人間性教育などを担当している。