市の職員として、市民の方々の生活を支えるためのLINEを活用した新たな行政サービスのオンライン化に取り組みました。市役所の中でも前例のない取り組みだったので、周囲には丁寧な説明を心掛けるようにしながら進めました。大変なこともありましたが、自分が携わったLINEでの行政サービスのオンライン化が実現し、市民や市職員から便利になったと感謝の言葉をもらったときは、うれしくてそれまでの苦労が吹き飛びました。
在学中に「伊勢志摩定住自立圏共生学」という授業で、積極的に地域活動に参加するうちに、地域の農業の活性化に取り組みたいと考えるようになりました。そんな中、利益を優先せずに長期的支援ができるのは自治体しかないと考え、公務員をめざすことに。課外活動では、課題解決能力やリーダーシップ、コミュニケーション力を身につけることができ、現在の業務にもとても役立っています。今後も市民に便利だと思ってもらえるような取り組みを、数多く実現していきたいと思っています。そのために、他自体の先行事例などを積極的に収集しています。
大学で地域課題について深く学べたことが今の仕事にとても役立っています。実際に現場に行かないと学べないことが沢山あります。座学に取り組むのはもちろん大切ですが、積極的に課外活動に取り組むことも大事にしてください。皇學館大学では地域活動やインターンシップがとても充実しているので、みなさんの将来にもきっと役立つと思います。また、公務員をめざす方へのアドバイスとして、AIやロボティックプロセスオートメーション(RPA)の活用など、さまざまな業務でオンライン化が進んでいます。新しい情報を取り入れる姿勢も大切にしてください。
伊勢市役所/現代日本社会学部/2020年3月卒業