日常に目を向けると、私たちの周りにはさまざまな「こころ」が満ちています。人との関わりや人生に一喜一憂したり、好きな物やふと目に入った光景に心を動かされたりする瞬間は多くあります。心理学は、こうした日々の体験と深く結びついています。例えば、ある声優が「アニメにも癒しの力がある」と語ったように、アニメ視聴によって前向きな気持ちになったり癒されたりすることもあるでしょう。こうした体験は身近でありながら、心理学的には十分に検討されてきませんでした。私は臨床心理学を軸に、アニメ視聴による心の癒しを探求しています。趣味のように見えることも、心理学のテーマになり得るのです。皆さんも日々の「こころ」の体験を心理学から考えてみると、新たな発見があるかもしれません。
授業で学んだ知識やスキルは、社会の幅広い分野で活かすことができます
甲子園大学では1年次から少人数ゼミで学び、教員との距離が近く、個人面談などを通じて学生を支援しています。講義ではアニメなどを教材に日常の話題を交え、理解しやすい内容を心がけています。ゼミでは雑談から始めることで緊張を和らげ、発表や課題にはメリハリを持って取り組み、学生が目標に向かって前向きに学べる環境づくりを重視しています。
ゼミでは少人数授業で先生が学生一人ひとりとしっかり関わっています
甲子園大学では心理学を深く学びながら、教職員との距離が近い環境で自分らしい大学生活を築けます。
「大学生活を少しでもより良く過ごせるようにできる限りのサポートをしたいと願っています」
専門科目:現代メディア心理学、心理学概論2、心理実習、心理演習
大阪大学大学院教育学研究科人間科学専攻修了。公認心理師、臨床心理士。小児科、大学病院、保健センターなどで実践経験を積む。大阪大学大学院人間科学研究科特任助教ののちに、甲子園大学に助教として入職する。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。