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広島工業大学、学生が「ひろしま建築学生チャレンジコンペ」で優秀作品賞を受賞
2023/12/21
広島工業大学では、11月に広島県三原市で開催された「ひろしま建築学生チャレンジコンペ」の最終審査会に本学の学生チームが出場。優秀作品賞を受賞した。
この大会は、全国の建築学生を対象とした公共建築物の設計コンペティションで、毎年広島県と県内の市町主催で開催されている。最優秀賞に選ばれた作品は、実際に事業化され、提案者は建物の実現に向けて設計や工事の監修に関わる。
9回目を迎えた2022年度の大会の対象建築物は、三原市の「消防屯所」。少子高齢化が進む現在、地域を守る重要な役割を担う消防団員の減少が地域課題となっている。「地域の行動変容を促す、機能的な消防屯所を設計せよ。」というテーマのもと、一次審査には46作品の応募があった。このうち、5作品が最終審査会に進み、同学大学院環境学専攻の学生と環境学部 建築デザイン学科の学生6人のチームが出場した。
設計するにあたって、学生たちは対象建築物のある三原まで足を運び、敷地や周りの環境を視察。チームで意見交換を重ね、中学校、住宅街の道路、人通りの多い歩道に面している「裏側がない」という敷地の特性を活かして、安全性や防犯性を保ちながらも周辺地域に開けた消防屯所を提案した。
「特に意識したのはコスト面とデザイン性の両立」と話すのは、大学院生の宮地さん（広島県立福山工業高等学校出身／広島県）。宮地さんは昨年度も同コンペに出場。ファイナリストに残ったが受賞を逃した悔しさから、「今年こそ」という想いで後輩たちと出場した。「このコンペではアイデアだけではなく、安全面やコスト、環境への配慮等、『実際に建築できるか』という現実性が重要です。最終審査前には、構造を専門とする先生のもとへ模型を持って訪ね、構造が大丈夫か入念に確認しました」。
最終審査会では資料や模型を用いながらプレゼンテーションを実施。その後、質疑応答の時間が設けられた。審査委員からは、実現性について確認するための鋭い質問もあったが、事前にチームで話し合いを重ねて臨んだ甲斐もあり、審査の結果、優秀作品賞を受賞した。
田村さん（高知県立高知工業高等学校出身／高知県）は、「6人という大人数で取り組むのははじめてで、意見をまとめるのに時間がかかると思っていましたが、リーダーの宮地さんが引っ張ってくれてみんなが同じ方向に進むことができました。作業を手分けして、思考に時間を費やす等、大人数のメリットをうまく活かせたことが受賞につながったと思います」。と振り返った。
■詳細リンク先(https://www.it-hiroshima.ac.jp/news/2023/03/post-2098.html)
この大会は、全国の建築学生を対象とした公共建築物の設計コンペティションで、毎年広島県と県内の市町主催で開催されている。最優秀賞に選ばれた作品は、実際に事業化され、提案者は建物の実現に向けて設計や工事の監修に関わる。
9回目を迎えた2022年度の大会の対象建築物は、三原市の「消防屯所」。少子高齢化が進む現在、地域を守る重要な役割を担う消防団員の減少が地域課題となっている。「地域の行動変容を促す、機能的な消防屯所を設計せよ。」というテーマのもと、一次審査には46作品の応募があった。このうち、5作品が最終審査会に進み、同学大学院環境学専攻の学生と環境学部 建築デザイン学科の学生6人のチームが出場した。
設計するにあたって、学生たちは対象建築物のある三原まで足を運び、敷地や周りの環境を視察。チームで意見交換を重ね、中学校、住宅街の道路、人通りの多い歩道に面している「裏側がない」という敷地の特性を活かして、安全性や防犯性を保ちながらも周辺地域に開けた消防屯所を提案した。
「特に意識したのはコスト面とデザイン性の両立」と話すのは、大学院生の宮地さん（広島県立福山工業高等学校出身／広島県）。宮地さんは昨年度も同コンペに出場。ファイナリストに残ったが受賞を逃した悔しさから、「今年こそ」という想いで後輩たちと出場した。「このコンペではアイデアだけではなく、安全面やコスト、環境への配慮等、『実際に建築できるか』という現実性が重要です。最終審査前には、構造を専門とする先生のもとへ模型を持って訪ね、構造が大丈夫か入念に確認しました」。
最終審査会では資料や模型を用いながらプレゼンテーションを実施。その後、質疑応答の時間が設けられた。審査委員からは、実現性について確認するための鋭い質問もあったが、事前にチームで話し合いを重ねて臨んだ甲斐もあり、審査の結果、優秀作品賞を受賞した。
田村さん（高知県立高知工業高等学校出身／高知県）は、「6人という大人数で取り組むのははじめてで、意見をまとめるのに時間がかかると思っていましたが、リーダーの宮地さんが引っ張ってくれてみんなが同じ方向に進むことができました。作業を手分けして、思考に時間を費やす等、大人数のメリットをうまく活かせたことが受賞につながったと思います」。と振り返った。
■詳細リンク先(https://www.it-hiroshima.ac.jp/news/2023/03/post-2098.html)
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