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広島工業大学、OB技術者を講師に招いた課題解決型学習を実施~機械システム工学科
2023/3/27
広島工業大学OBで株式会社電業社機械製作所に勤める野口 寛さん(1992年学部卒業、1994年修士前期課程修了)を講師に招き、機械システム工学科の社会実践科目の講義を行った。
社会実践科目とは、学科の学びと社会にかかわる課題をテーマに多様な人と協働し、課題解決する力を養うことを目的とした講義で、1年次の前期から2年次の後期まで全ての学科で開講している。
機械システム工学科では風車を題材としたPBL(課題解決型学習)に取り組んだ。学生たちは合計240人が32チームに分かれ、既定の材料を使い風車を設計、制作しその性能を競う。
講義は全7回、16チームごとに2日間に分けて行われる。授業概要を聞き理論の説明を受けた学生たちは、風車の概念を設計。数値目標も設定し、チーム内で役割を決めて作業を重ねてきた。5回目の授業では性能評価も行い、開始7秒までの回転数で「スタートアップ賞」を、最高回転速度で「最高回転速度賞」を、総回転数で「総合優秀賞」が決まった。6回目の授業では最終プレゼンテーションに備え、プレゼンの構成や留意点について講義を受け、各チームで資料を作成し、7回目のこの日に最終プレゼンテーションを行った。
株式会社電業社機械製作所は、1910年に創業した歴史ある風水力機械メーカーだ。同社の生産本部で気体機械設計部長を務める野口さんにも専門家として講評をしていただいた。
「異なる学年がチームを組んで学ぶような授業は、私が学生の頃にはありませんでした」と野口さん。「企業に入ると年齢も立場も違う人がチームを組んで働いています。チームで考えて協力をする力はこれからも求められます。今やっていることは必ず今後に役立ちます」と話した。
「総合優秀賞」と「最高回転速度賞」を受賞したチーム11を牽引した久保さん(広島県立呉宮原高等学校出身/広島県)、倉増さん(広島桜が丘高等学校出身/広島県)、熊野さん(広島県立安芸高等学校出身/広島県)は「サボニウス型風車を採用しました。その構造を良く理解し、基本に忠実製作したことが良い結果につながりました」と話してくれた。
学生たちの投票で決まる「デザイン賞」を受賞したチーム13の佐藤さん(広島県立福山工業高等学校出身/広島県)は、チーム作りに力を入れたという。「私も経験しましたが、先輩と話すのは緊張するし怖いものです。ラフな関係でいようと声を掛けていたら、1年次も積極的に参加してくれて楽しいチームになりました」と話した。
プレゼンテーションでは製作した作品の性能を評価するだけでなく、伝わるためのプレゼン資料、チームの在り方なども評価されていた。この講義を通じて学んだことや気づきをこれからに役立ててほしいと思う。
■詳細リンク先(https://www.it-hiroshima.ac.jp/news/2023/01/ob-2.html)
社会実践科目とは、学科の学びと社会にかかわる課題をテーマに多様な人と協働し、課題解決する力を養うことを目的とした講義で、1年次の前期から2年次の後期まで全ての学科で開講している。
機械システム工学科では風車を題材としたPBL(課題解決型学習)に取り組んだ。学生たちは合計240人が32チームに分かれ、既定の材料を使い風車を設計、制作しその性能を競う。
講義は全7回、16チームごとに2日間に分けて行われる。授業概要を聞き理論の説明を受けた学生たちは、風車の概念を設計。数値目標も設定し、チーム内で役割を決めて作業を重ねてきた。5回目の授業では性能評価も行い、開始7秒までの回転数で「スタートアップ賞」を、最高回転速度で「最高回転速度賞」を、総回転数で「総合優秀賞」が決まった。6回目の授業では最終プレゼンテーションに備え、プレゼンの構成や留意点について講義を受け、各チームで資料を作成し、7回目のこの日に最終プレゼンテーションを行った。
株式会社電業社機械製作所は、1910年に創業した歴史ある風水力機械メーカーだ。同社の生産本部で気体機械設計部長を務める野口さんにも専門家として講評をしていただいた。
「異なる学年がチームを組んで学ぶような授業は、私が学生の頃にはありませんでした」と野口さん。「企業に入ると年齢も立場も違う人がチームを組んで働いています。チームで考えて協力をする力はこれからも求められます。今やっていることは必ず今後に役立ちます」と話した。
「総合優秀賞」と「最高回転速度賞」を受賞したチーム11を牽引した久保さん(広島県立呉宮原高等学校出身/広島県)、倉増さん(広島桜が丘高等学校出身/広島県)、熊野さん(広島県立安芸高等学校出身/広島県)は「サボニウス型風車を採用しました。その構造を良く理解し、基本に忠実製作したことが良い結果につながりました」と話してくれた。
学生たちの投票で決まる「デザイン賞」を受賞したチーム13の佐藤さん(広島県立福山工業高等学校出身/広島県)は、チーム作りに力を入れたという。「私も経験しましたが、先輩と話すのは緊張するし怖いものです。ラフな関係でいようと声を掛けていたら、1年次も積極的に参加してくれて楽しいチームになりました」と話した。
プレゼンテーションでは製作した作品の性能を評価するだけでなく、伝わるためのプレゼン資料、チームの在り方なども評価されていた。この講義を通じて学んだことや気づきをこれからに役立ててほしいと思う。
■詳細リンク先(https://www.it-hiroshima.ac.jp/news/2023/01/ob-2.html)