現在の病院に勤務して3年になりますが、在学中の学びと経験が今の私を支える土台となっています。中でも、保健医療サービスや社会保障制度、相談援助技術の学びは、相談者に応じて適切な情報や支援方法を提案するための重要な知識となっています。患者さんやその家族の要望や心配事は多岐にわたります。そのため、療養中から退院後にかけて安心して生活できるように支援するには、病院スタッフやケアマネージャーなど様々な関係者との協力・連携が欠かせません。困難な事例に対しては上司に相談しながら経験を積み調整に努めています。
ソーシャルワーカーとして働くきっかけは、大学進学前にケガで入院した時の病院の相談員との出会いでした。入院中、不安だった私の話に耳を傾け、温かく寄り添ってくれました。この経験から人の支えとなり、不安を和らげたいという思いが芽生えました。そして、社会福祉士と介護福祉士の資格を取得することを目標に、本学に進学。大学生活では、講義や実習はもちろんのこと、ボランティア活動などにも積極的に取り組みました。
今後も「話しを伺い、一緒に考える」ことを大切に、相談者に寄り添い、細やかな支援を提供できるソーシャルワーカーとして、キャリアアップしていきたいです。
一般財団法人 太田綜合病院附属 太田熱海病院勤務/家政学部・人間生活学科・福祉コース 卒(※現 生活科学科・社会福祉専攻)/2020年度卒