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私立大学/宮城

ミヤギガクインジョシダイガク

環境問題や公共マナーに「心理学」の視点で挑む

学芸学部 心理行動科学科 森 康浩 准教授
◆先生の取組み内容
社会心理学とは、社会的状況における人の行動や心理を明らかにする学問です。特に私が研究の対象としている環境問題は、人々の行動の蓄積によって起こる社会現象に相当しますし、さらに環境問題の改善を目指して人々の行動を変えるための対人的な働きかけの方法も心理学の知見を活用しながら研究を行っています。最近では、海ごみの問題が世界的な問題となっており、河川付近でのポイ捨てが一因であることが言われています。ポイ捨ては不特定多数の人が行うものであり、特定の人にポイ捨てをしないことを説いてもあまり効果が期待できません。そのため、「他人の目を感じる」「花を植える」など、ポイ捨てをしたくなくなる、してはいけないと思う状況を作りだし、ポイ捨てを抑制する方法を検討しながら効果を測定し、知見を蓄積しています。

◆授業・ゼミの雰囲気
『実際の行動を観察して、実態を把握して、どんなことができるかを考え、心理学の可能性を見つめる 』

「人の行動に影響を与える要因を考えることは、卒業後もさまざまな場面で使える知識となります」、そう語る森先生のゼミでは、"社会的に望ましくない行動"を対象に、心理学の視点から解決の糸口を考え実践していきます。現在は行政と連携しながら、歩行者が多い場所で自転車の乗車マナーの向上に向けた取り組みを実施予定。「これまで学んだ人に影響を与える要因を実際のフィールドで実践することは、自分自身が得た知識が社会に役立つと気づくきっかけになります」と、森先生は語ってくれました。
宮城学院女子大学(私立大学/宮城)
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