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私立大学/宮城

ミヤギガクインジョシダイガク

美術の世界から、日本史の「裏側」を紐解く

学芸学部 人間文化学科 内山 淳一 教授
◆先生の取組み内容
日本美術史とは、彫刻、絵画、工芸、書跡、典籍と幅広いジャンルを研究する分野です。その中でも私は日本の近世(安土桃山~江戸時代)絵画史、特に西洋からの影響を受けて展開した洋風画や写生画が専門です。さらに動物画についても研究しています。絵画史を紐解くと何が見えるのか。それは日本の歴史の裏側です。教科書などで学ぶ歴史は、主に文字で残されたものを組み立てた歴史です。
一方で絵画は、当時の生活様式や感性、感覚、美意識などをビジュアルに教えてくれます。それを読み取り、文字だとすっぽり抜け落ちてしまうような様々な情報を集め、歴史を立体的に立ち上げるのがこの分野の主眼であり面白さです。昨今では、歴史、経済、民俗など他分野の研究と併せて、その作品がうまれた状況や目的などを多面的に捉えることが求められていす。

◆授業・ゼミの雰囲気
『美術品の見方を知り、日本美術が細部に宿す技術と魅力に触れる』

日本美術史は高校までの授業ではほとんど扱われないため、まず全体の流れと主要な作家・作品を知ってもらうことからスタートし、日本美術の通史とともに特殊な用語や技法などを解説していきます。さらにゼミでは関心を持った作家や作品について、見どころや問題点などをグループごとに調べた上で発表する方式をとっています。「何より絵画から歴史を辿るおもしろさを感じてほしい」という内山先生は、スライドを毎回ふんだんに用意。作品全体と、本来近づかないと見られない細部も紹介しながら日本美術の「凄さ」を教えてくれます。
宮城学院女子大学(私立大学/宮城)
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