2025年度 |
岡山理科大学
生物地球学部 恐竜学科 2025年4月設置予定（届出中） |
| 定員 | 生物地球学部 恐竜学科／45名 |
|---|---|
| 学費 (初年度納入金) |
2025年度納入金／153万円 |
岡山に恐竜学の新たな教育拠点が開設されます
2025年4月、岡山理科大学生物地球学部に「恐竜学科」が誕生します。これまでの10年間に培ってきた恐竜に関わる教育研究をさらに発展させ、より広い自然科学分野を探究できる人材の養成を目指します。
豊富な恐竜や脊椎動物化石の標本を用いた講義や実習
岡山理科大学では、これまでに生物地球学部を中心に進められてきた教育研究により得られた、豊富で多様な化石標本を所蔵しています。また研究に関わる新たな手法の開発も行っています。恐竜学科では、これらの化石標本や教育研究体制を活かし、体系的に脊椎動物化石について学ぶことができます。1年次より、専門科目である「モンゴル恐竜学概論」や「古生物学概論」などを受講し、専門的な学びを深めていきます。また、生物地球学部内でのカリキュラム連携により、スムーズな教職・学芸員資格免許が取得できるほか、広い自然科学分野における学びをもとに、最新の恐竜学を習得することもできます。
国内外の研究機関との連携に基づく調査研究活動
本学ではモンゴル科学アカデミーとの連携協定にもとづき、ゴビ砂漠での化石発掘調査を継続実施してきました。恐竜学科は本学における恐竜の教育研究の拠点として機能することで、ゴビ砂漠での調査を推進していきます。また、3年次の実習として配置された「モンゴル発掘エクスカーション」を受講することにより、モンゴルにおける実際の発掘調査や研究の流れを学ぶことができます。さらに、1年次や2年次の「古生物学基礎実習I」や「古生物学基礎実習II」では、野外実習の基礎習得を目的に、岡山県内外の化石産地での発掘や地質調査、博物館における標本観察などを行い、観察力や洞察力を身につけます。
生命科学との融合による新たな恐竜研究の展開
本学の教育研究体制を活用し、古生物学の新たな領域を探究します。化石に残された古代タンパク質の検出や、アミノ酸配列の解読、骨化石に残された病変を、組織学的・細胞学的に解析することで、過去に生きた生物を現在の生物学的視点によって研究することが可能となります。これらの技術習得を行うため、3年次に「解剖組織学実習」や「比較形態学実習」といった実習を履修することができます。4年次の「卒業研究I・II」では、豊富な実物化石標本を対象に、古生物学や生命科学的手法を用いた実験や観察などを通して、新たな知見の蓄積を目指して、古生物学から生物学に関わる幅広い分野を習得します。
恐竜学博物館を活用した講義や実習
本学に設置されている恐竜学博物館は、本学における恐竜研究のプロセスと成果を社会発信するために設置されました。恐竜学科では、恐竜学博物館に収蔵されている標本や化石クリーニングの機器を活用した講義や実習を行います。特に3年次の「恐竜学博物館実習」や「恐竜学博物館演習」では、本学博物館における化石標本の収集・保存・展示開発をはじめ、化石クリーニングや型取り作業なども行います。さらに、展示解説などを通して学外来館者対応を経験することで、学内にいながら社会における博物館の役割について学ぶこともできます。「恐竜学博物館実習」の単位は、博物館学芸員資格取得の単位としても認定されます。
最先端の分析機器を活用した教育研究体制
X線CTや3Dレーザースキャナーの他、本学各部署に配置された各種分析機器を駆使し、専門教育におけるデジタルデバイスを活用した各種化石標本のデジタル計測、CTデータに基づく3D標本モデルの構築、タンパク質シーケンス解析の各種データベース検索や絶滅動物に対する新たなデータベース構築などを行います。さらに野外調査では、ドローン撮影等を用いた3Dデータの構築と解析手法を学びます。このようなデジタル技術と恐竜学を融合させたカリキュラムをもとに、生命史に関する知識に基づく現代の地球環境問題を考える能力と、これからの情報化社会の求める情報処理技術を兼ね備えた人材の育成を目指します。
恐竜学科では、フィールドワークを通して、自然に存在する多様な事象に対する観察力や、計画的に野外活動を実施するための判断力や実行力など、現代社会で必要とされる能力を養成します。また、「恐竜古生物学ゼミナール」や「卒業研究I・II」を通じて、持続可能社会の実現へ向けた問題解決能力を修得するための国際的な視点を身につけます。卒業後は、公務員・教職員・学芸員や大学院進学といった、生物地球学部におけるこれまでの進路に加えて、新たに医薬・化粧品関連やデジタル技術を生かしたIT・情報関連企業などへの就職が想定されます。
| 所在地 | 〒700-0005 岡山県岡山市北区理大町1-1 |
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| お問い合わせ先 | TEL：086-256-8412（入試広報部） |
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