北九州市立大学 国際環境工学部
- 定員数:
- 255人
環境に配慮した持続可能で豊かな産業都市を目指し、優れた人材の育成と世界水準の技術開発を推進
学べる学問 |
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目指せる仕事 |
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初年度納入金: | 2024年度納入金 81万7800円~95万8800円 (※その他諸費用14万円程度必要/詳細はお問い合わせください) |
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北九州市立大学 国際環境工学部の募集学科・コース
北九州市立大学 国際環境工学部のキャンパスライフShot
- キャンパス内の研究所では国の大型プロジェクト等、次世代産業の創出・高度化を牽引する最先端の研究開発を進めています。
- 国際環境工学部の実験室・演習室には最新機器が並び、最先端の技術が身につく環境が揃っています。
- 国際環境工学部に在籍する全体の4人に1人が女子学生。工学系大学としては大変高い女子率です。
北九州市立大学 国際環境工学部の学部の特長
国際環境工学部の学ぶ内容
- ■環境化学工学科(2024年度にエネルギー循環化学科から名称変更)
- 人類が直面する環境・エネルギー問題を解決するため、化学を基礎とする環境技術で、自然と共生する資源・エネルギー・物質の循環型システムを開発します。環境に優しい新素材の開発、エネルギー・資源の有効利用、物質の高度リサイクルシステムの開発、有害物質の処理および資源化、環境浄化、環境分析に貢献できるグローバルな環境人材を育成します。
●化学プロセス分野:エネルギー負荷をできるだけ小さくする化学プロセスや、天然ガス・バイオマス・太陽光をはじめとする低炭素エネルギープロセス、物質の高効率な分離・回収・精製プロセスを開発します。
●先進マテリアル分野:最先端のナノテクノロジーを駆使し、環境調和型の機能性材料や物質の超高感度検出法を開発します。
●環境プロセス分野:天然資源や廃棄物の有効利用技術、高効率で安全な汚染修復技術、高精度な環境分析技術を駆使して、自然と共生する循環型社会を創造します。
また、基礎学力を重視し、「高校で学ぶ数学・物理・化学の補習授業」や「化学の知識を実際に活用し定着させるための演習科目(物理化学、有機化学、無機・分析化学、化学工学)」、「基礎的な実験技術の習得を重視した実験・実習科目」など手厚くサポート。 1学年45名の学生に対して16名もの教員の配置や、エンジニアリングアドバイザー(EA)やティーチングアシスタント(TA)による親身な学修支援など、少人数での実践的教育に力を入れています。
- ■機械システム工学科
- 工業製品の開発とその製造プロセスが地球環境に及ぼす影響の問題は、地球親模で深刻になっています。社会の発展と環境の保全を両立させるために、我々は何を成し、成さざるべきなのか。この地球上に生きる人や自然の立場を理解しながら、お互いが共存・共生できる技術の開発を目指しています。機械工学の基礎、創造性、応用力だけでなく、環境問題に留意できる視点を身につけられるカリキュラムで、持続可能な社会の構築を目指し、環境に配慮したものづくりを学びます。
●機械工学の専門科目については講義に加え、演習科目を設定し、根本的理解と応用力を養います。
●国際環境工学部付属加工センターを利用した各種の加工やFA実習システムを用いたFAの疑似体験など、実験・実習を重視したものづくりの実践的教育を行います。
●国際科目や環境科目を学び、環境問題やエネルギー問題に高い関心をもつ機械技術者を育成します。
●「フォーミュラカー」「ロボット」「電気自動車」「鳥人間」など学生主体の創造的プロジェクトを支援しており、学生が自主的に、ものづくりを学べます。
●少人数編成の英会話など、英語を実践的に学習します。
●卒業研究の研究成果を日本機械学会等の国内外の学会にて発表することを推奨しています。学会での発表機会を得るだけでなく、学会に参加することで最先端のものづくり研究について学びます。
- ■情報システム工学科
- 情報技術の進歩は、今や地域や価値観を超えたコミュニケーションを可能にし、創造性豊かなメディアを通して新しい文化を生み出しています。また、材料、生産、空間設計などのさまざまな技術を結びつけ、さらに物流や経済を巻き込み、新しい産業を創る原動力となっています。こうした情報とメディアの技術が、豊かで安全な環境を創り出していくためには、単に技術を追求するだけにとどまらず、地球や社会の声に耳を傾け、自ら未来を描くことができる技術者の育成が必要です。情報システム工学科では、未来を担う技術者の要素として知性・技能・感性・創造力・実践力を育む教育研究を行っていきます。
●高性能な計算機(コンピュータ)を実現するための大規模集積回路(VLSI)の設計
●ロボットや自動車の制御システム設計やそのソフトウェア開発
●インターネット、携帯電話などの多様化する通信サービスの企画・技術開発
●個人情報を保護するための通信システムの開発
●環境におけるさまざまな情報(信号)をコンピュータで処理するための技術開発
●コンピュータ、通信などの技術を融合・統合・制御する技術開発
●次世代の映像音声メディアを実現するための技術開発
本学科の教育・研究分野である電子情報通信技術は、いわば"ユビキタスネットワーク社会"の扉を開くキーテクノロジーです。ハードウェアからソフトウェアまで実に多岐にわたる教育・研究が進められており、これからの高度情報化社会で広く活躍できる技術者を育成しています。
- ■建築デザイン学科
- 建築デザイン学科は、省資源・低環境負荷のための建築・地域システムを創造するため、従来の建築学の領域を拡大し、建築・地域システムと環境を主軸として新しい時代に対応させた学科です。資源・エネルギーやエコロジーに関わる研究分野と実践領域を統合し、望ましい人間環境を創りだすことを追求します。また、生活環境を構成する環境要素を的確に把握分析し、人間の生活活動を見直していくなど、環境に関する諸問題を解決するために、建築学を基礎にして教育・研究していきます。
学びの特色は人間力を育む教育システムとキャリアデザインです。
●コミュニケーション力~国際的に通用する技術者教育~
人と人とのつながりを大事にする教育環境の中でコミュニケーション重視の教育を行い、環境問題を踏まえた建築技術を通して国際的に活躍できる人材を育成します。
●対自己能力~体感する学生生活~
「環境問題事例研究」(1年生)では、身近な環境テーマからチーム独自で問題の核心を抽出し、自主的に調査研究を進めます。これにより、自分で環境問題に対する解決策を考えるとともに、共同作業・ディスカッション・報告書作成・プレゼンテーションなど調査研究の一連の流れを体験します。
●問題解決能力~創造力を養う技術者教育~
環境に関する専門的な知識とともに基礎学力の習得ばかりでない広い視野と創造的な実践問題解決能力を持った人材を育成します。自ら問題を発見し、様々な情報を一つの知識へと体系化する設計型教育科目を各年次に適切に配置しています。
- ■環境生命工学科
- 新材料や新エネルギーを生み出し、地球環境を守る技術として、化学、生物、物理の知識を融合したバイオテクノロジーヘの期待が高まっています。本学科では、生物や生態系の持つ高度な仕組みを活用して新しい材料や素材、エネルギーを生み出すためのバイオテクノロジーの技術を身に付け、さらに、それらの技術を環境・生態系や社会にとってよりよい形で活かせる人材を育成します。
具体的には、バイオテクノロジーの基礎として、化学、生物、物理にまたがる必要知識を講義と実験を通じて広く学びます。3つの分野の教員が共同して教育を行います。
●生命材料工学分野:化学をベースに分子レベルから個体レベルの生命現象を学び、生物のしくみや材料を有効利用・応用するためのバイオテクノロジーを学びます。
●生物生態工学分野:生態系のしくみを理解するための数理的な手法を学び、生態系に配慮した科学技術、また社会を作り上げるための環境管理手法を学びます。
●環境マネジメント分野:複雑な環境問題を理解し対策を見いだすための数理シミュレーション技法、リスク評価技法、また、よりよい社会づくりのための政策論や政策評価手法、科学技術管理手法を学びます。
さらに、生態系を守るための環境管理手法や、環境にやさしい社会を作り上げるための環境マネジメントの知識を身に付けます。
国際環境工学部の授業
- 年間を通じて環境について総合的に学ぶ「環境問題特別講義」「環境問題事例研究」
- 「環境問題特別講義(第1学期)」「環境問題事例研究(第2学期)」とは国際環境工学部の1年次必修の2つの科目です。第1学期の「環境問題特別講義」では、今世界で起きている様々な環境課題について、どのような技術がその課題解決に寄与しているのかの最先端の研究を動画教材や地元企業から招いた講師より学びます。
また、現在どの分野においても求められるプログラミングの基礎的なスキルの習得も目指しています。授業では、汎用的なプログラミング言語であるPython(パイソン)を用いて、線やグラフを描くといった簡単なものから始め、後半には気象庁のデータを用いて平均気温の変化をグラフ化するなど難しい課題にも挑戦します。
こうした調査研究の基礎的スキルをベースとして、第2学期の「環境問題事例研究」では、学科横断で少人数グループを構成して、グループごとに興味関心のあるテーマの調査研究活動に取り組みます。調査研究活動では、テーマに関連する分野のスペシャリストである教員からサポートを受けながら、グループワークを通じて調査研究を進めていきます。
国際環境工学部の実習
- 未来地域産業インターンシップ
- 環境問題特別講義でお世話になった地元企業の方々に受入協力をいただき、2020年度から新たに夏期休業期間を利用して、「未来地域産業インターンシップ」をスタートさせました。
北九州地域に拠点を構える企業で、実際にエンジニアとして働くことの意義を1年生のうちから体験できる大変貴重な機会です。
国際環境工学部の大学院・専科
- 大学院 国際環境工学研究科
- 「環境システム専攻」「環境工学専攻」「情報工学専攻」の3専攻を設置。高度な専門知識と独創性を持つスペシャリストを育成します。
■主な就職先(2023年3月修了生実績)
◆環境システム専攻
岩井機械工業、小林製薬、住友倉庫九州、タカギ、マツダ、吉川工業、レアメタル技研
【公務員】北九州市役所、福岡県庁
◆環境工学専攻
大林組、ジャパンリミテッド、スズキ、積水ハウス、東京エレクトロン、トヨタ自動車、豊田自動車織機、パナソニック、三井ホーム
◆情報工学専攻
NTTコミュニケーションズ、セイコーエプソン、ゼンリン、デンソーテクノ、三菱電機ソフトウエア、YE DIGITAL Kyushu
【公務員】九州管区警察局
北九州市立大学 国際環境工学部の入試・出願
北九州市立大学 国際環境工学部の学べる学問
北九州市立大学 国際環境工学部の目指せる仕事
北九州市立大学 国際環境工学部の就職率・卒業後の進路
■主な就職先(2023年3月卒業生実績)
◆環境化学工学科(2024年度からエネルギー循環化学科の名称が環境化学工学科に変わります)
AVC放送開発、九州電力、キュウセツAQUA、空研工業、計測検査、山九、シャボン玉石けん、中国電力ネットワーク、テレビ朝日、日清紡マイクロデバイス福岡、日本年金機構、不動技研工業、吉川工業
【公務員】国土交通省中国地方整備局
◆機械システム工学科
上野精機、極東開発工業、山九、ジャパンセミコンダクター、高田工業所、デンソーテン、ニシム電子工業、パナソニックITS、濱田重工、フジテック、三菱自動車工業
◆情報システム工学科
アクシス、エコー電子工業、九州NSソリューションズ、QTnet、クラウドエース、クリーク・アンド・リバー社、Gcomホールディングス、システムプラネット、タマディック、テクノア、日鉄テックスエンジ、ニップスシステムセンター、ニフティ、ネットワークテクノス、日立社会情報サービス、FFGコンピューターサービス、フューチャー、三菱電機システムサービス、ラック、リンクレア
◆建築デザイン学科
上村建設、大林組、オープンハウスディベロップメント、五洋建設、コラボハウス、産研設計、杉田産業、住友林業、大和ハウス工業、日本住宅、富士ピー・エス、不動産SHOPナカジツ、松尾建設、ヤマサハウス
【公務員】福岡県庁、福岡市役所
◆環境生命工学科
アークエルテクノロジーズ、I-PEX、アルプス技研、イノス、エクシオグループ、計測検査、JA全農、白石工業、ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本、TOTOアクアテクノ、西日本オートリサイクル、プラントメイクRISE、安永
北九州市立大学 国際環境工学部の問い合わせ先・所在地
〒808-0135 福岡県北九州市若松区ひびきの1番1号
TEL:093-695-3340(学務課)
所在地 | アクセス | 地図 |
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ひびきのキャンパス : 福岡県北九州市若松区ひびきの1-1 |
JR「折尾」駅からバス(約20分)、「学研都市ひびきの」下車、徒歩2分 |