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公立大学/富山

トヤマケンリツダイガク

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好奇心の授業

医療・福祉
お母さんと子どもにとってよりよい環境とは?。“母性看護学”を考えよう!
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母親と子どもの関係性も視野に入れた「母性看護学」
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小林絵里子准教授授業はグループワークが豊富
母と子の相互関係の中で探る
「母性」とは、母親として子どもを守り育てようとする性質です。ならば、“母性看護学”の特色は何だと思いますか。答えは、子どもを産む世代の女性とその家族、特にお母さんと子どもを対象としている点です。病気や年齢で分けた“個”を診るのではなく、親と子を切り離さずに相互関係の中で身体的・心理的・社会的な観点から探っていきます。
富山県立大学看護学部で、この母性看護学の授業を受け持つのが、小林絵里子准教授です。小林先生が学生を前に意識しているのは“自分で考える”こと。
「看護の現場では答えは一つとは限りません。なぜなら、最適解は対象者それぞれの状況に応じて変わるから。いくつもの選択肢を示せるよう、答えを教えるのではなく、考える力を育みたいと思っています」と小林先生。グループワークを取り入れたり、どうすればいいかを問いかけたりと、普段から学生が考える授業を心がけています。
看工連携プロジェクトを推進
「富山県立大学の魅力は挑戦を後押しする環境です。先生方も多彩な研究に力を注いでいます」。
こう話す小林先生は同大学工学部と連携し、母性看護学にかかわる新たなプロジェクトを進めています。例えば、新生児の様態が急変した時の対応や分娩介助に関するシミュレーション教育の研究がその一つ。工学部に協力してもらい、視線を探る特殊なメガネを開発中で、学生の目の動きを追うことで技術の習熟度を測っています。また、母子ともにメリットの大きい母乳育児支援を目的に、母乳成分を調べる簡易キットの開発にも、工学部とともに取り組んでいます。「産後1週間で母乳の成分は変化します。ただ、進み方は人それぞれ。ベッドサイドで簡単に成分分析できれば、より適切な支援が可能です」。
こう言葉に力を込める小林先生が進める看工連携をはじめ、富山県立大学には枠にはまらない多彩な看護の世界が広がっています。
これって実は・・・看護学
学べるのは、ココ!
富山県立大学 看護学部 看護学科
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富山キャンパス外観
富山県立大学看護学部看護学科は、高度化する医療や超高齢社会に伴う看護の役割拡大に対応するため、看護基礎教育を重視し、看護師育成に特化したカリキュラムを実践しています。少人数制のグループ学修やアクティブラーニングなどを豊富に取り入れ、多様な実習の場で実践力を育むなど、学生の看護力を最大限に伸ばす教育を展開しています。また、4年間を通して「ユマニチュード(R)の技法」を盛り込んだ看護ケアも学びます。患者さんの人間らしさを尊重したフランス発祥のユマニチュードは、高齢者や認知症の方に対してとても有効なケア技法です。老年看護の現場で役立つユマニチュードの学びは、富山県立大学の大きな特色の一つと言えます。

富山県立大学(公立大学/富山)
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