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公立大学/富山

トヤマケンリツダイガク

[学校トップ][学部・学科コース]は旺文社「大学受験パスナビ」の内容に基づいています(2023年8月時点)

好奇心の授業

医療・福祉
「糖尿病」、あなたは正しく理解できていますか?
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透析治療となる患者さんの約4割は糖尿病の影響です
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濱野初恵講師成人看護学の授業風景
現場を知る認定看護師が教育
皆さん、「糖尿病」という病気を聞いたことはありませんか。血液中のブドウ糖濃度が異常に高くなった状態を指し、長期間続くと脳梗塞や心筋梗塞、腎機能の低下などを招く危険が高まります。高齢化や食の欧米化が進んだ今、国内で約2000万人、40代以上に限れば実に3人に1人が糖尿病やその予備軍と言われています。
糖尿病はよく知られる病気ですが、誤ったイメージを持つ人も少なくありません。糖尿病にかかる原因はいろいろあるにもかかわらず、「食べ過ぎ」「なまけ者」といった色眼鏡で見られることがあるのです。
「これを社会的偏見(スティグマ)といい、糖尿病患者さんを悩ます大きな問題となっています」。
こう話すのは、富山県立大学看護学部で『糖尿病看護論』などを受け持つ濱野初恵講師です。濱野先生は糖尿病看護外来での実践や大学院での研究に取り組んできた糖尿病看護の認定看護師。現場を知るスペシャリストとして学生の教育に取り組んでいます。
“歩く”を守るフットケア
糖尿病患者さんをサポートする一環として、濱野先生が教育に力を注ぐのが大学では珍しいフットケアです。糖尿病にかかると感染症に罹患しやすく、神経障害や血流障害を起こし、足のトラブルにつながる恐れがあります。早期発見できればいいのですが、重症になると足を切断することも。そんな事態を防ぐため、「どうみればいいのか」「どんな兆候があるのか」など、足をみる(観察・看護)力を養っています。
「フットケアは“歩く”を支えること。生活の質(QOL)を維持するために身につけてほしいスキルです」。
こう言葉に力を込める濱野先生は、先進的な事例も取り上げながら学生の探究心を刺激する授業を心がけています。
「学生にはどんどん質問してほしい。疑問を持ち続け、知ろうとする姿勢は、卒業後、看護師として歩んでいく上でも大切です」。濱野先生は医療に携わる先輩としてエールを送ってくれました。
これって実は・・・看護学
学べるのは、ココ!
富山県立大学 看護学部 看護学科
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富山キャンパス外観
富山県立大学看護学部看護学科は、高度化する医療や超高齢社会に伴う看護の役割拡大に対応するため、看護基礎教育を重視し、看護師育成に特化したカリキュラムを実践しています。少人数制のグループ学修やアクティブラーニングなどを豊富に取り入れ、多様な実習の場で実践力を育むなど、学生の看護力を最大限に伸ばす教育を展開しています。また、4年間を通して「ユマニチュードの技法」を盛り込んだ看護ケアも学びます。患者さんの人間らしさを尊重したフランス発祥のユマニチュードは、高齢者や認知症の方に対してとても有効なケア技法です。老年看護の現場で役立つユマニチュードの学びは、富山県立大学の大きな特色の一つと言えます。

富山県立大学(公立大学/富山)
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