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琉球大学、肺高血圧の成因の解明に成功:骨髄の一酸化窒素が関与
2018/8/17
肺高血圧は、心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が上昇して右心不全と早期死亡をきたす疾患だ。
肺高血圧の予後は癌全体の予後と同等かそれよりも悪く当該疾患の克服は喫緊の課題となっている。
しかし、その成因は不明な点が多く有効な治療法はほとんどないのが現状だ。私達は、ヒトおよびマウスを用いた研究において、骨髄の一酸化窒素合成酵素(NOSs)系が肺高血圧において重要な保護的役割を果たしていることを見出した。
この結果は、骨髄NOSs系が肺高血圧における新しい治療標的であることを示唆しており、今後 私達の知見を踏まえて 肺高血圧に対する全く新しい治療法が開発されることが期待される。
本研究は、琉球大学、産業医科大学、長崎大学、および東北大学との共同研究。論文は呼吸器分野のトップジャーナルであるAmerican Journal of Respiratory and Critical Care Medicine誌 (インパクトファクター 15.24)(2018年7月15日号)に掲載された。
■詳細リンク先(http://www.u-ryukyu.ac.jp/univ_info/announcement/data/press2018072701.pdf)
肺高血圧の予後は癌全体の予後と同等かそれよりも悪く当該疾患の克服は喫緊の課題となっている。
しかし、その成因は不明な点が多く有効な治療法はほとんどないのが現状だ。私達は、ヒトおよびマウスを用いた研究において、骨髄の一酸化窒素合成酵素(NOSs)系が肺高血圧において重要な保護的役割を果たしていることを見出した。
この結果は、骨髄NOSs系が肺高血圧における新しい治療標的であることを示唆しており、今後 私達の知見を踏まえて 肺高血圧に対する全く新しい治療法が開発されることが期待される。
本研究は、琉球大学、産業医科大学、長崎大学、および東北大学との共同研究。論文は呼吸器分野のトップジャーナルであるAmerican Journal of Respiratory and Critical Care Medicine誌 (インパクトファクター 15.24)(2018年7月15日号)に掲載された。
■詳細リンク先(http://www.u-ryukyu.ac.jp/univ_info/announcement/data/press2018072701.pdf)