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富山大学、エストニア生命科学大学農業環境科学研究所と部局間交流協定を締結
2024/4/4
富山大学 研究推進機構サステイナビリティ国際研究センターは、エストニア生命科学大学農業環境科学研究所との部局間交流協定を締結した。
サステイナビリティ国際研究センターの教員がエストニアを訪問し、5年間の協定の調印式に臨んだ。
この協定は、持続可能な開発、農業、林業、環境科学の分野における学術的な協力を深めることを主な目的としている。
調印式には、サステイナビリティ国際研究センター長の和田直也教授が、副センター長・堀江典生教授、Geetha Mohan教授を含む代表団を率いて出席した。
調印に先立ち、まずは両センターの紹介を行った。エストニア生命科学大学のAret Vooremae所長は、傘下にある9つの講座と2つのセンターの活動を紹介しながら、エストニア生命科学大学全体の説明を行った。エストニア生命科学大学側からは、生物多様性・自然観光学科の研究員であるIndrek Melts博士と、同学科の若手研究員であるAki Kadulin氏が代表を務めた。
続いて、和田直也教授が富山大学の概要、大学院やキャンパス、サステイナビリティ国際研究センターの取り組みについて説明した。その後、両所長が学術交流協定書に調印した。
調印式に続き、富山大学の研究者による2つの公開講演が行われた。和田直也教授は、日本の立山連峰の高山生態系における現在進行中の生態学的および気候変動関連の研究について、Geetha Mohan教授は、アジアとアフリカの農村地域における統合的な作物生産と適応戦略を通じた気候適応の強化に焦点を当て講演を行った。
その後、代表団はエストニア生命科学大学のUlle Jaakma学長を表敬訪問し、今回の訪問の目的を説明した。さらに、ハーバリウム(植物標本庫)や昆虫コレクション(昆虫標本庫)を含む様々な研究室を見学した。
また、森林・土地管理および木材加工技術学科のPaavo Kaimre教授と会談し、エストニアと日本における森林資源や木材加工に関する情報を交換した。Monika Suskevics教授は、ステークホルダーの参加と生物多様性・気候適応ガバナンスにおける共同研究の可能性について話した。
エストニア生命科学大学を代表してIndrek Melts博士は、持続可能な農林業を目指す富山大学との連携について、より広範で持続可能な開発目標に沿ったものであるとの期待を示した。また同氏は、このパートナーシップの重要性を強調し、伝統的な知恵を研究に統合することで、生態系を理解、管理するための革新的なアプローチを育成することを目指していると発言した。
伝統的な慣習を科学的手法と結びつけることで、この共同研究は生態系の動態に関する総合的な理解を促す。さらに、持続可能な実践の進歩に貢献している学生や研究者の貴重な交流の機会を創出するものと期待される。
■詳細リンク先(https://www.u-toyama.ac.jp/news-topics/85009/)
サステイナビリティ国際研究センターの教員がエストニアを訪問し、5年間の協定の調印式に臨んだ。
この協定は、持続可能な開発、農業、林業、環境科学の分野における学術的な協力を深めることを主な目的としている。
調印式には、サステイナビリティ国際研究センター長の和田直也教授が、副センター長・堀江典生教授、Geetha Mohan教授を含む代表団を率いて出席した。
調印に先立ち、まずは両センターの紹介を行った。エストニア生命科学大学のAret Vooremae所長は、傘下にある9つの講座と2つのセンターの活動を紹介しながら、エストニア生命科学大学全体の説明を行った。エストニア生命科学大学側からは、生物多様性・自然観光学科の研究員であるIndrek Melts博士と、同学科の若手研究員であるAki Kadulin氏が代表を務めた。
続いて、和田直也教授が富山大学の概要、大学院やキャンパス、サステイナビリティ国際研究センターの取り組みについて説明した。その後、両所長が学術交流協定書に調印した。
調印式に続き、富山大学の研究者による2つの公開講演が行われた。和田直也教授は、日本の立山連峰の高山生態系における現在進行中の生態学的および気候変動関連の研究について、Geetha Mohan教授は、アジアとアフリカの農村地域における統合的な作物生産と適応戦略を通じた気候適応の強化に焦点を当て講演を行った。
その後、代表団はエストニア生命科学大学のUlle Jaakma学長を表敬訪問し、今回の訪問の目的を説明した。さらに、ハーバリウム(植物標本庫)や昆虫コレクション(昆虫標本庫)を含む様々な研究室を見学した。
また、森林・土地管理および木材加工技術学科のPaavo Kaimre教授と会談し、エストニアと日本における森林資源や木材加工に関する情報を交換した。Monika Suskevics教授は、ステークホルダーの参加と生物多様性・気候適応ガバナンスにおける共同研究の可能性について話した。
エストニア生命科学大学を代表してIndrek Melts博士は、持続可能な農林業を目指す富山大学との連携について、より広範で持続可能な開発目標に沿ったものであるとの期待を示した。また同氏は、このパートナーシップの重要性を強調し、伝統的な知恵を研究に統合することで、生態系を理解、管理するための革新的なアプローチを育成することを目指していると発言した。
伝統的な慣習を科学的手法と結びつけることで、この共同研究は生態系の動態に関する総合的な理解を促す。さらに、持続可能な実践の進歩に貢献している学生や研究者の貴重な交流の機会を創出するものと期待される。
■詳細リンク先(https://www.u-toyama.ac.jp/news-topics/85009/)