研究員として大手企業との共同連携プロジェクトに参加
私は現在、NTTの研究員として小売流通業界大手との共同連携プロジェクトで、サプライチェーンマネジメントを最適化する研究に取り組んでいます。具体的な私の業務としては、流通業界の課題を解決するため、膨大なデータの処理技術や活用方法を検討するところから、実際にプレーヤーとしてコーディングや性能評価などに携わっています。まだまだ研究段階ではありますが、仕事ではAIや数理最適化、データサイエンスなど、最新の情報技術を取り入れて研究したものが、社会の様々な課題の解決につながるのがおもしろいところです。一から技術を創り出すということから、かなり私の自由な発想も活かせるため日々充実しています。
小さい時からパソコンが身近にあったこともあり、コンピュータや情報分野に興味がありました。高校までは文系でしたが、奈良女子大学には、文理融合の学びがあり、試験も数IIIなし、文系でも受けられることも選択理由となりました。また奈良女子大学では、後期入試を実施していたことも選択の決め手となりました。入学後、大学では文系出身、理系出身の学生が入り交じっていたことから、色んな考えを持っている人と学べたことはすごく良かったと感じましたね。就職では、大学と大学院で身につけた“自分で仮説を立て、検証する力”も認められて弊社に内定をいただけましたから、奈良女子大で学んで本当に良かったと今も思っています。
フルフレックス&リモートワークで働きやすい職場です
1年次・2年次は、開発言語やプログラミングなど、様々な基礎を少人数制で学べたことで着実に知識や技術を身につけることができました。また数学や統計学、情報科学系の基礎を文系出身者の理解レベルに合わせて丁寧に指導いただけたことはありがたかったです。それと私は2年生になってから、京都のIT系スタートアップ企業でアルバイトをする中で、プログラミング知識を認められ、その企業独自のインターンシップに無期限で参加する機会を得ました。その企業はフルフレックス&リモートワークだったため、大学での講義受講や研究も両立でき、さらに企業ではプロジェクトのマネジメントも任されるなど、貴重な経験ができました。
大学・大学院で学んだことが今の仕事で活かせています
NTT株式会社 コンピュータ&データサイエンス研究所勤務/生活環境学部 情報衣環境学科(2022年4月から文化情報学科) 生活情報通信科学コース/2021年卒/文系出身者も受験でき、情報分野を学べる文理融合の学びがあることに魅力を感じ、奈良女子大学に進学。在学中には、スタートアップ企業でのインターンシップで、プロジェクトマネジメントも学んだ。大学・大学院(博士前期課程)卒業後は、仕事と並行して、奈良女子大学大学院でも学んでいる(現在は博士後期課程)。
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