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国立大学/徳島

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徳島大学、日本IDDMネットワークと「循環型研究資金」による受託事業契約を締結
2018/11/28
徳島大学生物資源産業学部は、認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワークと1型糖尿病の根絶に向けた研究開発への「循環型研究資金」による受託事業契約を締結した。
 
本契約では研究成果により研究機関が対価を得た場合は、日本IDDMネットワークが提供した資金を上限にその研究資金が日本IDDMネットワークに還元される形態だ。
 
1型糖尿病とは原因不明で突然、小児期に発症することが多く、現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4~5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病。
 
糖尿病患者の大半を占める生活習慣病と称される2型糖尿病に対し、国内での年間発症率は10万人当たり1~2人と希少な病であるため患者と家族の精神的、経済的負担は大きい。
 
○研究について
ゲノム編集技術を用いた自己免疫機能の改変による自然発症1型糖尿病モデルブタの開発
【研究者】 :徳島大学 生物資源産業学域 特任助教 谷原史倫
【研究資金】:1,000万円(200万円/年を5年間継続)
【研究概要】:
生理学的、解剖学的にヒトに近いといわれるブタにおいて、ゲノム編集技術を用いて1型糖尿病モデルブタの系統を樹立することを目指す。方法としては、受精胚に形態的損傷を与えることが少ない新規ゲノム編集法であるGEEP法を用いて、自己免疫疾患に関連するPD-1遺伝子およびPD-L1遺伝子を同時改変することで、高効率に1型糖尿病モデルミニブタの作製を行う。本研究により、世界初となる1型糖尿病モデルブタの系統が樹立されれば、試験研究の幅が広がり、1型糖尿病の根絶、さらには人類の糖尿病の克服に大きく貢献することが期待される。
 
■詳細リンク先(http://www.tokushima-u.ac.jp/docs/2018111300023/)
 
徳島大学(国立大学/徳島)
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