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東北大学、京都フュージョニアリングと共同研究契約を締結
2025/7/17
東北大学は、京都フュージョニアリングと共同研究契約を締結した。



フュージョンプラントの運転に欠かせないトリチウムおよび放射化物の評価およびハンドリングの研究を実施する。



【東北大学研究者情報】

〇大学院工学研究科 量子エネルギー工学専攻

教授 波多野 雄治

専攻ウェブサイト



【概要】

国立大学法人東北大学大学院工学研究科(以下、東北大学)と京都フュージョニアリング株式会社(以下、京都フュージョニアリング)は、将来のフュージョン(核融合)プラントの運転に欠かせないトリチウムおよび放射化物の評価およびハンドリングについて、共同研究契約を締結した。



核融合反応を起こすために用いられる燃料の一つであるトリチウムは、放射性物質であるため、安全を前提とした取り扱いが求められる。

フュージョンプラントでは、燃料として核融合炉に供給されたトリチウムのうち、核融合反応を起こさなかった分が、他のガスと混ざって炉から排出される。

この混合ガスからトリチウムと重水素が分離・回収され、それらは再び燃料として炉に戻されるため、トリチウムは炉内だけでなく、装置や配管内を循環することになる。

そのため、安全を確保するには、トリチウムの正確な計測や、トリチウムの吸収や透過が少ない構造材の選定が必要不可欠。

さらに、核融合反応によって発生する中性子が、構造材中の原子核と反応することで新たに生成される放射性物質(放射化物)の挙動を把握することも重要な課題の一つ。

特に、民間主導で進められているフュージョンエネルギー発電実証プロジェクト「FAST」など、2030年代の発電実証を目標とする取り組みが活発化するなかで、トリチウムおよび放射化物の取り扱いに関する技術の成熟は、喫緊かつ重要な課題とされている。



こうした背景を受け、このたび、トリチウム関連の研究をけん引してきた研究者の一人である東北大学大学院工学研究科の波多野雄治教授と、工学技術の強みを持つ京都フュージョニアリングが共同で、トリチウムおよび放射化物の評価およびハンドリングに関する研究を開始する。



■詳細リンク先(https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2025/04/press20250414-02-fusion.html)
東北大学(国立大学/宮城)
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