秋田県内で学習や実習ができるため、その後の県内就職を見据えて地元の大学を選びました
フリーランスの作業療法士として、主に脳血管障害の後遺症に悩む方に対し、身体のメンテナンスや機能回復をサポートする仕事をしています。この仕事の魅力は、病院や施設とは違い、自由度が高く実生活に密接した問題解決に取り組める点です。利用者の方が在宅復帰後に身体の機能が向上したり、外出や余暇活動への意欲が湧いたと話してくれるときに、大きなやりがいを感じます。一人ひとり異なる課題に向き合う中で、自分自身も常に学び、成長していると実感します。
大学時代は、学内外での実習を通じて机上だけでなく実践的な多くのことを学びました。特に、対象者との言語的・非言語的なコミュニケーションの重要性を実感したことが印象に残っています。また、同級生と一緒に大学構内の荒地を耕して庭を作るなど、「生活の質を向上させる」というリハビリテーションの理念を、自分たちの学生生活に応用して取り組みました。学びや遊びに真剣に向き合う仲間との経験は、現在の柔軟な発想や自由な視点に繋がっています。
一人ひとりに個性があるように、治療方法も個々に合わせて
作業療法士の働く場は、身体障害、精神障害、小児、老年、そして地域と多岐にわたります。自分が興味を持つ分野や、自分の強みを活かせる分野を見つけることが大切です。実習で現場の雰囲気を肌で感じ、先輩たちの仕事ぶりを見ながら、自分に合った分野を見極めてください。また、これからの社会では、高齢者や地域生活に課題を抱える方が増えるため、対象者だけでなく、その人を取り巻く環境や地域についても理解を深めることが重要です。挑戦を恐れず、目の前の機会を大切にしてください。
丁寧なカウンセリングが、良い治療への第一歩
リハビリ&カフェルームわんど/医学部保健学科 作業療法学専攻/2010年卒/神馬さんは高校2年生の頃から、リハビリテーションの仕事に興味を持ち、病気からの回復をサポートしたいという思いを抱いていたそうです。卒業後は病院で働きながら、さらに視野を広げて地域で活動したいと考え、独立する道を選択。現在は、医療保険や介護保険の枠にとらわれることなく、対象者の生活課題や身体機能の維持・回復に取り組むことで、より自由で実生活に即した支援を行っています。また、神馬さんが運営している「リハビリ&カフェルームわんど」では、自家焙煎のコーヒーにもこだわりっており、丁寧に焙煎したコーヒーを振る舞っている。
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