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料理研究家のキャリアパス

料理研究家のキャリアパス

全国のオススメの学校

料理研究家になったら、どのような未来が待っているのでしょうか。自宅やキッチンスタジオでの料理教室の主宰や、企業や団体から外部講師として依頼を受けて料理講座を担当、さらにカルチャースクールでの講師、メディアでの連載など、多くの可能性があるキャリアアップの道筋を見ていきます。

実績づくりの意味も込めレシピ本の出版を目指す

料理研究家が独立して活動をはじめる際は、修業先や師事した先生、通った学校の名前が頼りになります。依頼された仕事を通して「この人にまかせれば大丈夫」という信用を築いていきます。
そこから活動の幅をさらに広げてステップアップしていくためには、実績づくりが大切。その最たるものが自分名義のレシピ本を出すことです。名刺代わりになる本の出版は、わかりやすくステータスを高めてくれるでしょう。
実際、今回取材した料理研究家は、レシピ本を出版することを目指して出版プロデューサーが主宰する出版塾に通い、出版企画書の書き方から学習。添加物フリー・旨味調味料フリーの完全無添加、シンプルな手順で誰でも再現でき、素材の味を生かす家庭料理が自分の最大の強みであると考え、そのことが伝わるよう心がけたと言います。
さらに、料理を作るためには「食や農業の現状を理解しなくては」と考え、継続的に各地の生産者さんを訪ね歩いています。
地道に動いたこと、人との縁を大切にし、どんなに小さな仕事でもていねいに取り組んだこともあり、独立3年で1冊めの本を出版、現在までに3冊のレシピ本を出版しています。
料理研究家としてレシピ本を出すことは、一つの目標ではありますが、ゴールではなく手段として考えておくほうが、その先の展開も広がっていくでしょう。

自分のキッチンスタジオをもつ

料理研究家としての目標の一つは、やはり自分のキッチンスタジオをもつということではないでしょうか。そこを目標に頑張っている料理研究家がたくさんいます。
ただし、自分一人の力でキッチンスタジオを維持していける料理研究家はほんの一握りというのも現実。逆に、人気教室になって注目され、メディアに出て予約の取れない料理教室になり、レシピ本を出版する、といったサクセスを叶える人も。
料理研究家として目指すべきキャリアの方向性もルートも人それぞれです。

2025年6月更新
取材協力・監修

高窪美穂子
料理研究家。自身の体調維持のため、素材を目利きする知識と、健康的な食べ方を体現化した家庭料理教室を主宰し、無添加のシンプルおいしいレシピで人気となる。飲食店・企業用商品開発、レシピ連載等各種メディアでも活躍。食の知識・目利き力を体系化したオリジナルメソッド講座、レシピ創造思考等を可視化・言語化したオリジナルメソッド講座も主宰。著作に『ラクチン!お魚クッキング』(旭屋出版)、『おうちでできる天然おだし料理入門』(PARCO出版)ほか。オリジナル商品に「おだしマジック!粉鰹」など。

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