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フードコーディネーターが仕事をするときの心がけ

フードコーディネーターが仕事をするときの心がけ

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料理が得意なことや、おいしいものが好きということを生かして働くことができるのがフードコーディネーターの仕事です。好きなことやスキルを生かしながら責任をもって仕事をやり遂げるには、どのようなことに心がければよいのでしょうか。第一線で働くフードコーディネーターに伺いました。

フードコーディネーターに求められること

フードコーディネーターに求められること

チームワークが大切!

フードコーディネーターの仕事は、一人では成り立ちません。一つの仕事を成し遂げるには、仕事を依頼してくれるクライアントさんをはじめ、カメラマンさん、アシスタントさん、食器を貸してくれるお店の方など、さまざまな職種や年代の人と関わります。そのため、コミュニケーション能力は必須のスキルです。

何を求められているのかを考える

フードコーディネーターの仕事の場では「相手がどんなことを求めているのか」を会話のなかから汲み取り、料理に反映して完成させることが求められます。例えば、依頼された仕事によって「レシピを作ること」「見栄えのする盛り付け」「限られた時間と予算内でたくさんの料理を作ること」など、求められることの優先順位がそれぞれ異なります。相手が求めているものを満たした上で、自分らしいアレンジを試みたり、遊び心を加えたりするなど、個性をアピールすることが大切です。

どんな仕事も自分ごととしてとらえる

フードコーディネーターが考案した料理を食べる人は、健康な人だけとは限りません。以前、「噛む力が弱かったり、飲み込む時にむせやすい高齢者向けのメニューを考案してください」という依頼がありました。私の身近には高齢の方がいなかったので、高齢者が生活する施設を見学させてもらい、高齢者が好む味付けや食材、食べ物の軟らかさについてインタビューをし、その意見をメニューに反映させました。料理を食べる人のことをただ頭のなかで想像するだけではなく、どんな仕事も“自分ごと”としてとらえることが重要です。

「自分の大切な人を喜ばせたい!」という気持ちが原動力

フードコーディネーターとして成し遂げた仕事の先には、必ず「人」がいます。 私は「企画した商品を食べる人や、レシピを使って料理する人のことを具体的に想像すること」を心がけています。具体的には、料理の仕事を依頼された時に、身近な人を想像して、どんな料理だったら喜んでもらえるか? や、料理を食べてどんな気持ちになってほしいか? を考えながらレシピを組み立てています。 「自分の大切な人を料理で喜ばせたい!」という気持ちを常にもつことが、私がフードコーディネーターとして働く原動力です。

取材協力

倉田 沙也加(フードコーディネーター)

大手食品商社にて2年勤務後独立し「大切な人を大事にするための料理」をモットーに活動。真似しやすく簡単な家庭料理のレシピ制作を得意とする。料理番組出演、料理動画サービスレシピ制作・撮影、料理記事の執筆や講師など多岐にわたり活躍。現在は、(合)HITOOMOI代表として活動中。

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