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ソムリエに求められる人物は?適性を知る

ソムリエに求められる人物は?適性を知る

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長い歴史があり、知識の範囲も広いワインに精通するには、ワインに対する高い関心が必要です。ワインの名前を覚えるだけでなく、的確なワインの品質の見極めと、味わいの言語化ができることが求められます。
また、お客さまと信頼関係を築き、もう一度来店したいと思ってもらうこともソムリエの大事な仕事。人当たりの良い雰囲気を出しながら接客できるサービス精神がソムリエには要求されます。そしてソムリエには向上心も必要です。
上位資格を目指して勉強を続ける、あるいは食の知識、サービス技術やテイスティング能力の向上などを追い求めるといった努力の積み重ねが、ソムリエをより高いポジションまで押し上げるでしょう。

ワインへの興味

ワインには長い歴史があり、世界各国に膨大な数のブランドがあります。産地ごとに味わいや香りが異なり、出来の良い年もあれば、不出来の年もあります。ワインに対する関心が低いと、こうした幅広い知識を身につけることは難しくなります。

また世界の食生活や生活スタイルに敏感でいることも大切です。日頃から時事ニュースをチェックして、政治経済にも目を向けましょう。ワインの流通戦略や価格の設定などに役立てることができます。

サービス精神

ソムリエは、店に来たお客さまと信頼関係を築き、もう一度来店したいと思ってもらう必要があります。そのお客さまがさらに別のお客さまを招き、あるいは口コミやX(旧Twitter)などのSNSを通じて評判を広めることで店は繁盛するからです。人当たりの良い雰囲気を出しながらきちんと接客できる、豊かなサービス精神がソムリエには必要です。
笑顔でいて品があり、華があることも大切ですので、立ち振る舞いや身だしなみにも気を遣うことが欠かせません。

向上心

ソムリエは、資格を取得して終わりではありません。例えば、日本ソムリエ協会(J.S.A)は、ソムリエの上位資格として「ソムリエ・エクセレンス」を設定しています。受験資格として通算10年以上のソムリエの職務経験が必要とされるにことに加えて、2024年に行われた試験の合格率が7.6%となっており、超難関資格であると言えます。このような資格を抜きに考えても、ソムリエには飽くなき向上心が必要です。ワインの探求はもちろん、食へのこだわり、サービス技術やテイスティング能力の向上などを日常的に追い求めていく必要があります。
こうした努力の積み重ねが、ソムリエをさらなる高みへとし上げるのです。

2025年5月更新
取材協力・監修

熊谷真由美

J.S.A.ソムリエ 料理研究家 フランスチーズ鑑評騎士。料理教室とお菓子教室ラクレムデクレム新浦安(東京ベイ)主宰。パリの料理製菓専門学校ル・コルドン・ブルーにて最高免状を取得後、フィリップ・コンティチーニ氏のパリのミシュラン星つきレストランで修業し、帰国後、恵比寿のシャトーレストラン「タイユバン・ロブション」で研鑽を積む。独立後、家庭でも食文化を通じて、楽しいおいしい時間を過ごすフランス流のおもてなしを提案。1999年にワインとチーズのマリアージュの講座を先駆けで作った。著書に『ワインとチーズを楽しむ生活』(河出書房新社)がある。

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