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管理栄養士の食事を覗き見!

管理栄養士の食事を覗き見!

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普段は患者さんやお客さんの食生活を支える管理栄養士が、自分自身の食事ではどんなことに気をつけているかみてみましょう。

「1週間単位」でバランスの取れた食生活を実践

「1週間単位」でバランスの取れた食生活を実践

ある管理栄養士の食事(夕食)の例

献立は、主食、主菜、副菜、汁物をそろえると、必要な栄養素をバランスよく摂取することにつながります。ただし、一日三食すべてを完璧な食事にしようと思うと、手間がかかりすぎて継続が難しい。そこで、ある管理栄養士さんがおすすめするのが、1週間単位でバランスの取れた食生活を目指す方法です。「昼食は肉料理だったので、夕食は魚料理にする」などメイン食材に変化をつけたり、「昨日は飲み過ぎたから、今日は食べる量を控えめにしよう」など前後の食事でカロリーを調整して、1週間を振り返ったときにカロリー、栄養素が適正になる食生活を目指します。タンパク質は「肉・魚・大豆」、炭水化物は「白米・パン・麺」、野菜は「生野菜・加熱した煮物」などと素材や調理法に幅をもたせ、連続して同じものを食べないようにするのも有効です。
また、きんぴらごぼうや野菜のマリネなど、数日間保存できる常備菜を用意しておくのもおすすめ。夕食をすべて作る余裕がない日は、肉だけ焼き、あとはレンチンした冷凍ご飯と常備菜を添えればOK。手間を省きながら栄養バランスの良い食事をキープできます。

日常生活での料理の経験が仕事に生きてくる

日常生活での料理の経験が仕事に生きてくる

意外かもしれませんが、実は料理ができない管理栄養士も多いのです。管理栄養士の養成課程では座学や実験がメインで、調理実習の単位数はあまり多くないうえ、電卓をもって栄養価やカロリーを計算しながら行うため、日常の調理とはずいぶんと異なります。また就職後も、レシピ開発や研究をメインに行う現場ではほとんど調理がありません。ですが、管理栄養士の仕事の先には、必ず調理をする人、そして食べる人がいます。自分で素材に興味をもち、おいしく調理しようと工夫し、旬の食材を楽しむ生活の積み重ねが、魅力的なレシピ提案や栄養指導を行う力につながります。管理栄養士として成長を続けるため、そして自分自身の健康をキープするために、普段から意識して自炊に取り組むと良いでしょう。

2025年2月更新
取材協力・監修
宮﨑奈津季
管理栄養士。薬膳コーディネーター。介護食品メーカーで営業を2年経験後、独立。フリーランスの管理栄養士として、菓子メーカーの営業代行・商品開発、料理動画サービスのレシピ開発、撮影、記事執筆・監修、栄養価計算などを行う。相手を労る料理、栄養に縛られすぎない食事を大切にしている。

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