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管理栄養士になるための勉強時間・やり方

管理栄養士になるための勉強時間・やり方

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管理栄養士になるために、どんな学校でどんな勉強をする必要があるのか、ある管理栄養士さんの学生時代の体験をもとに解説します。

「管理栄養士養成課程」のある学校へ進学するのが近道

管理栄養士の資格を取得するためには、二つのルートがあります。一つは管理栄養士の養成課程がある学校に4年間通って必要な単位を取得してから国家試験を受ける道、もう一つは栄養士の資格を取ってから1~3年以上の実務経験を経て国家試験を受ける道です。
管理栄養士養成施設の新卒者の合格率は8~9割近くにのぼりますが、既卒者や、栄養士の実務経験を経て管理栄養士の国家試験を受けた人の合格率は1~2割程度と、かなりの差があります。管理栄養士になりたいと決めているなら、管理栄養士の養成課程がある学校に進学するのが近道と言えるでしょう。

管理栄養士の学生生活はとにかくハード

管理栄養士の養成課程では、座学だけでなく実習や実験を数多くこなす必要があります。ある管理栄養士さんの場合は、ほぼ毎日1~5限まで授業を履修し、その後も21時近くまで勉強やグループワークに取り組む日々で、卒業するまでに約200単位を取得したと言います。宿題も多く、レポートを週に10本書くこともあり、2~4年生時には夏休みもまったくないという多忙ぶりだったそうです。
そんな忙しい学生生活を乗り越えるためにも、数学・化学・生物は高校レベルの知識を身につけておくのがおすすめです。ビタミンや葉酸などの栄養素を化学式で表したり、栄養価の計算をしたりと、理系の知識が必要な場面が多いため、高校生のうちから理数科目に強くなっておいたほうが良いでしょう。
また4年生になると、学校の授業や大学の卒業論文と同時進行で、国家試験に向けた受験勉強も加わります。卒業できても国家試験に合格しないと、管理栄養士の資格職で就職した場合などは退職せざるを得ない場合もあるため、国家試験対策にはかなり力を入れて取り組む必要があります。ある管理栄養士さんの通っていた大学では、国家試験対策が手厚く、丸一日かけた模擬試験が週に1度あり、それ以外にも秋からは一日5時間以上の自習を継続したそうです。
このように、管理栄養士の養成課程がある学校に入学すると、卒業と国家試験合格を目指してハードな学生生活を送るケースが多いでしょう。将来、人々の食や健康を守る栄養のスペシャリストとして活躍するため、多くの学生が国家試験合格に向けて地道な努力をしています。

2025年2月更新
取材協力・監修
宮﨑奈津季
管理栄養士。薬膳コーディネーター。介護食品メーカーで営業を2年経験後、独立。フリーランスの管理栄養士として、菓子メーカーの営業代行・商品開発、料理動画サービスのレシピ開発、撮影、記事執筆・監修、栄養価計算などを行う。相手を労る料理、栄養に縛られすぎない食事を大切にしている。

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