全国のオススメの学校
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神奈川歯科大学(歯学科)高い専門知識と確かな技術、優しい心を兼ね備えた、社会に貢献する歯科医師を育成私立大学/神奈川
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徳島大学(歯学部)国立大学/徳島
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東北大学(歯学部)国立大学/宮城
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広島大学(歯学部)国立大学/広島
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日本大学(歯学科)約127万人の校友パワーが、夢を実現する皆さんを応援します。私立大学/東京・福島・千葉・神奈川・静岡
歯科医師になるには
歯科医師になるには、国家資格である「歯科医師」免許の取得が必要です。高校を卒業後、大学の歯学部もしくは歯科大学(いずれも6年制)を卒業することで、国家試験の受験資格を得ることができます。歯科医師国家試験に合格し、1年以上の臨床研修を経て、ようやく歯科医師として働くことができます。2023年度の国家試験の合格率は66.1%で、歯科医師の数が過剰となっていることを受けて難易度は年々引き上げられつつあります。歯科医師免許取得者の多くは、病院もしくは歯科医院に就職します。(出典:『第117回歯科医師国家試験の合格発表について』(厚生労働省))
歯科医師の学校の選び方
歯科医師になるには、大学の歯学部もしくは歯科大学を卒業し、国家試験を受け、歯科医師免許を取得する必要があります。歯学部と歯科大学は国立大学と公立大学、私立大学を合わせて29大学あり、6年をかけて、歯科医師として必要となる知識・技術を学んでいきます。学校を選ぶ際に一番大事なことは、はっきりとした目的意識をもつことです。「親に勧められて何となく」選ぶことはしてはいけません。人の健康に携わる歯科医師になるには、相当な努力が必要であり、軽い気持ちではとても勉強が続きません。また、学費は国立・公立大学は入学金も合わせて6年間で350万円~380万円、私立大学は1800万円~3200万円かかり、このほかに実習器材(材料)、教科書代などが必要です。歯科医師国家試験の合格基準は今後も引き上げられると言われていますから、「歯科医師になりたい」という強い気持ちと、意欲的に学ぶことをしなければ歯科医師にはなれません。「高い学費を払ったけれど、歯科医師になれなかった」ということがないよう、その大学で何を学びたいのか、どんな歯科医師になりたいのかをしっかり考えたうえで学校を選ぶことが必要です。(出典:歯科医師養成課程を持つ大学(日本歯科医師会))
歯科医師に求められる人物は?適性を知る
「人を健康にしたい」という強い想いが歯科医師には必要です。医療技術は常に進歩するものですから、学会や講演、ライブオペなどに出席して新しい治療技術を吸収し続ける探究心も求められます。患者が求めている治療がどんなものなのかを判断し、診療計画を決めていくためのコミュニケーション能力も非常に重要になってきます。また、開業するとなれば、歯科助手、歯科衛生士、事務員をまとめていくマネジメント能力も必要になってきます。医療人としての適性だけではなく、経営者としての適性も必要になるのは、開業医が多くを占める歯科医師ならではかもしれません。
歯科医師の必要な試験と資格は?
歯科医師として働くためには、歯科医師免許が必須。歯科医師国家試験は筆記試験のみで、年1回1月下旬から2月上旬に2日間にわたって実施されます。厚生労働省と文部科学省の方針として、供給過剰傾向の歯科医師数を減らすために歯科医師国家試験の合格基準が引き上げられており、以前は80%近くあった合格率は、2023年度には66.1%にまで低下しました。また、新卒者の合格率81.5%に比べて既卒者の合格率は下がる傾向にあり、2023年度の既卒者の合格率は39.8%とさらに落ち込んでいます。合格率は今後も低下すると言われており、受験回数制限の必要性も議論されています。在学中にしっかり学び、新卒時に合格することが歯科医師の近道と言えそうです。(出典:『第117回歯科医師国家試験の合格発表について』(厚生労働省))
歯科医師を目指せる学校の学費(初年度納入金)
大学・短大
初年度納入金
81万
7800円
~ 690万円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※
記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
歯科医師の仕事内容
「歯科医師は、歯科医療および保健指導を行うことによって公衆衛生の向上および増進に寄与し、国民の健康な生活を確保するものとする」と歯科医師法で定められているとおり、歯科医師は、歯の治療を通して全身の健康の改善につとめる仕事です。虫歯や歯周病の治療を中心に、歯並びを正す歯科矯正、歯を美しく見せる審美歯科、人工の歯を作るインプラント治療などを行います。また、歯の治療だけでなく、口の中や舌に関する病気全般の治療、顎(あご)の病気の治療も歯科医師がカバーする領域です。歯科医師過剰と言われる現代では、専門領域に特化した技術をもち、小児歯科専門医や歯周病専門医というように専門医となることを目指す歯科医師も増えています。
歯科医師の気になる?年収・給料・収入
歯科医師の収入は人によってさまざまです。厚生労働省の統計では男女計の平均年収は約924万円となっていますが、サンプル数が少ないため実態を反映しているとは言い難いものです。年代別にみてみると、25~29歳で約418万円、30~34歳で約563万円、35~39歳では1000万円以上となりますが、あくまでもこれは平均値であり、実際には人によって収入は大きく異なります。勤務医の給料体系の多くは、固定給+自身の月の売り上げに対してのインセンティブとなるため、どれだけの売り上げを上げたのかがダイレクトに年収にかかわってきます。一概には言えませんが、年収の差は、やはり、技術力の差が大きく影響するのは間違いなさそうです。また、開業医となった場合には技術力に加え、経営者としてのセンスも年収に大きくかかわってくるでしょう。(出典:『令和5年賃金構造基本統計調査』(厚生労働省))
歯科医師の就職先・活躍できる場所は?
2022年12月31日現在、全国の届け出歯科医師数は10万5267人で、そのうちの96.8%にあたる10万1919人が医療施設の従事者です。このことから、歯科医師の代表的な勤務先は、医療施設であることがわかります。医療施設の種別にみると、診療所がおよそ86%と圧倒的に多く、次いで大学附属病院が8%となりますが、29歳以下をみてみると5963人のうち2615人が診療所、2954人が大学附属病院と、診療所と大学附属病院がほぼ同数となっています。医療施設以外では、教育・研究機関、行政機関等がありますが、決して多くはありません。ニュース等で、歯科医師過剰が報道されることもありますが、求人は常にある状態のため、就職先がみつからないということはほとんどないと言えそうです。(出典:『令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況』(厚生労働省))
- 研究所
- 歯科医院
歯科医師のズバリ!将来性は?
歯科医師には定年がないこともあり、歯科医師免許をもつ人は増える一方なので、日本全体の人口減を考慮すると歯科医師過剰問題は簡単にはなくならないと言われています。ですが、「歯の健康を守る」という歯科医師の仕事は今後決してなくなることはありません。歯および口腔の健全な機能が精神活動をも含めた全身的な健康を支えていることや、スポーツにおける歯科の重要性も明らかになってきています。また、歯科治療を必要としている高齢者も増加の一途をたどっています。歯の治療を通じて全身の健康改善を求められることは必須であり、訪問診療や、アスリートのパフォーマンスを引き上げることを目指すスポーツ歯科の分野は今後大きく伸びていくことでしょう。
歯科医師の先輩・内定者に聞いてみよう
全身麻酔を用いることで歯科治療に対する恐怖心を取り除き、健康な歯を守りたい
奥羽大学
歯学部 歯学科
歯学部 歯学科
歯科医師を目指す学生に聞いてみよう
人の楽しみや喜びを守れるような歯科医師をめざしたいです。
北海道医療大学
歯学部 歯学科
歯学部 歯学科
歯に関する学びをさらに深め、歯周組織の再生治療に挑戦したいです!
朝日大学
歯学部 歯学科
歯学部 歯学科
医師と連携することで、社会のニーズに応えられる歯科医師になりたい
鶴見大学
歯学部 歯学科
歯学部 歯学科
歯科医師のやりがいを聞いてみよう
「食欲」は、人間の3大欲求と言われるものの一つ。食べることは健康に直結していますし、おいしいものを食べたとき、人は思わず笑顔になります。歯の不具合はたとえそれが小さなものであっても違和感や不快感を覚える人は多く、食べ物が食べられないなど、深刻な悩みに発展してしまうものです。日々の生活に直結する部分を治し、患者から感謝されることは歯科医師にとって何よりのやりがいとなるでしょう。また、歯科医療の世界は日々進歩を続けていくものですから、修得すべき技術・知識に終わりがないということも、やりがいにつながります。
歯科医師の志望動機を教えて!
歯科医師には、“親が歯科医師”“親が医師”という人が多く、これはほかの職業との大きな違いかもしれません。親の勧めや、親が働く姿を見ていて自然と自身もその道に進んだという人は多くいます。また、歯科治療によって症状が改善して救われた自身の経験から「人の役に立ちたい」と歯科医師を目指す人もいます。歯科医師には手先の器用さが求められるため、手先の器用さを生かしたいと歯科医師を選ぶ人もいるようです。歯科医師になるには相当な努力が必要であり、歯科医師になってからも常に学び続けなくてはならない大変な仕事ではありますが、やりがいをもって続けられる魅力ある仕事です。
もっと詳しく調べてみよう
歯科医師の1日のスケジュール
大学の歯学部もしくは歯科大学を卒業後、歯科医師は1年以上の臨床研修を終え、歯科医院もしくは病院に勤務します。1日の働き方は勤務先の歯科医院や病院によっても異なりますが、ここではある歯科医師のタイムスケジュールを詳しく紹介します。どのような流れで1日の業務を行っているのでしょうか。
歯科医師の1年目はどうだった?
歯科医師として就職してからの1年めは、どのように過ごすのでしょうか。多くの歯科医師は大学5・6年生の間に大学病院に来院する患者を通じて実習を行い、就職1年めには研修医を1年間経験します。ここでは研修医1年めの歯科医師の過ごし方を紹介します。(出典:歯科医師になるには(日本歯科医師会))
歯科医師の20年後、30年後はどうなる?
患者の口内の診察だけでなく、不安を和らげ、状態の説明を行うなどのコミュニケーションも歯科医師の仕事で大切なことです。AIの進化によりこれまでは目視が難しかった病状の確認ができるようになり、20年後、30年後はより正確な診察ができるようになるのではと言われています。
歯科医師になるための勉強時間・やり方
歯科医師になるためには、まず大学の歯学部もしくは歯科大学に合格し6年間学ぶことが必須です。大学6年間は実習と試験をたくさんこなし、歯科医師国家試験に合格しなければなりません。歯科医師になるためにどのくらいの勉強が必要なのかを聞いてみました。
歯科医師と似ている仕事との違いは?
歯科医院を訪れた際、歯科医師と似ている職業として、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手などに出会ったことがあるかもしれません。これらの職業は歯科医師と何が違うのでしょうか。また、患者に対してできる処置や、資格の有無に違いはあるでしょうか。
歯科医師が仕事をするときの心がけ
歯科医院を苦手だと感じている患者は多いかもしれません。しかし、苦手だからと歯科医院に行かなくなればそれだけ歯の状態が悪化してしまいますし治療も困難になります。歯科医師としてできるだけ患者の苦手意識を払拭してもらうために心がけていることはどんなことでしょうか。
歯科医師は海外で活躍できる?
歯科医師は海外でも活躍できるのでしょうか。どこの国でも「その国の医師」の需要があるため、日本の大学の歯学部もしくは歯科大学を卒業し日本の国家資格を取得した場合、日本で活躍することが多いようです。しかし、留学や研究、学会の発表などで海外を訪れる機会は多くあります。
歯科医師の楽しいことと大変なこと
働くなかで、一番うれしいのは患者への治療や予防指導によりよろこんでもらえたときだと歯科医師は話します。一方で、患者とのコミュニケーションや、そもそも歯科医院が好きではない患者への接し方で苦労することもあります。詳しくみていきましょう。
歯科医師になるために今から役立つ経験
高校までの授業や勉強で歯科医師になるために役立つものといえば「生物」が思い浮かぶかもしれません。それだけではなく、意外なところでは歯科医師国家試験に合格するための「試験勉強のしかた」を身につけておくことも重要です。ほかにはどのようなことが役立つのでしょうか。
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歯科医師<国>の就職先
歯科医院、大学病院、研究所。
歯科医師<国>をとるには
歯科医師<国>の受験資格
大学で歯学の正規課程を修了し、卒業した者(次年度卒業見込みを含む)。歯科医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療および口腔衛生に関する実地修練を経た者など。
歯科医師<国>の合格率・難易度
合格率
77.3%
2023年1月実施標記試験(第116回)
資格団体
厚生労働省
電話:医政局 医事課 試験免許室03-5253-1111
URL:https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/