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臨床検査技師の試験を受験するには大学、短大、専門学校のいずれかに進学して、定められた教科を履修する必要があります。人の生死に関わる仕事なので、幅広い分野の専門知識やスキルが求められます。学生時代にはどのような勉強をしておけば良いのでしょうか。
学校で学ぶこと
学校によってカリキュラムは異なりますが、1年次に統計学や心理学、医療学、基礎医学(解剖学・生理学・血液学など)などの基礎知識を得て、2年次から各種検査で必要な専門知識と検査技術を学ぶというのが一般的といいます。3・4年次になると病院実習(約2~6ヵ月)に参加します。実習では、臨床検査技師から指導を受けながら検体検査と生理検査を中心に、測定から医師へのデータ報告までを経験することができます。就職後の新人研修などが整備されていない職場も多いため、実習を通して検査機器の扱い方や患者との接し方などを習得しておくといいようです。また実際の仕事に触れることで、将来どんな職場で働きたいのかという目標を明確にすることも大切です。
資格試験に向けての学び方
臨床検査技師の国家試験は毎年2月に実施されます。一般的に試験対策を始めるのは、最終学年での受験の半年~1年ほど前といいます。課外の時間を使って試験勉強に取り組みますが、まずは過去問を問いて実力を把握し、何度も繰り返し、間違った箇所をチェックするといった一般的な受験勉強と同様です。
英語を身につければ活躍の場が広がる
患者には外国人もいますので、採血や生理検査などの場面で英会話ができれば、相手に不安感を与えることなく検査を行えます。また、外資系の製薬会社で治験コーディネーターとして働くにも英語を生かせます。TOEICという英語検定で650以上のスコアを求められるのが一般的ですが、なかには社内の勉強会などを利用して業務のなかで英語を身につけられる職場もあります。学生時代には日常会話程度の英語力を身につけておいて、就職後に参考書などで専門用語を覚えるといいでしょう。
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