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臨床検査技師の20年後、30年後はどうなる?

臨床検査技師の20年後、30年後はどうなる?

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日々多くの患者を相手にする医療現場においての検査機器の導入が勢いを増し、これまで臨床検査技師が担ってきた業務も機械化が進んでいます。これからの臨床検査技師にはどのような役割が求められるのでしょうか。

検査の機械化による影響

近年、医療機器の進化は著しく、検査の効率性がぐっと高まりました。人の手で行われてきた業務を機械に頼るシーンが多くなり、臨床検査技師の需要は減少傾向にありました。なかでも血液や尿、便、細胞などを採取して行われる「検体検査」の分野は、機械化の進む検査センターに外注する病院も増えているといいます。しかし、人間にしか担えない検査業務も少なくありません。とりわけ、経験値がものをいう異常値の原因の判断や、測定機器のメンテナンスに関わる業務などは、機械化が進んでも、専門知識を持った人間による管理や最終判断が欠かせないのが現状のようです。したがってより専門的な知識をもち、高度な判断力をもち合わせれば、活躍の余地はまだまだ残されている分野といえそうです。

分野を選び、エキスパートを目指すべし

これから臨床検査技師を目指すにあっては、機械にはできない分野の専門性を磨くのがいいでしょう。例えば、がんや心臓病の早期発見に欠かせない心電図検査や超音波検査などの「生理機能検査」は複雑な判断が求められ、機械化が難しいといわれます。実務において医師から意見を求められることも多く、技師の技量によって診断が左右されることもあるという専門性の高い職業といえます。また「超音波認定技士」や「細胞検査士」の資格もまだまだ機械が追いついていない分野ですので、その価値は高いといえるでしょう。

※2021年5月19日更新

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