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臨床検査技師の学校の選び方

臨床検査技師の学校の選び方

全国のオススメの学校

臨床検査技師の養成施設を大きく分けると、4年制の大学と3年制の短期大学または専門学校(夜間は4年制)があります。2022年から新カリキュラムとして臨床検査技師の専門教育内容が均一化したので、どの学校でも臨床検査分野で必要なカリキュラムが組まれ、臨床検査技師として求められる知識や技術を身につけることができます。大学のメリットは基礎的な知識や思考力・判断力を養いつつ、専門的な特定の学問領域について深く学ぶ機会が得られ、短期大学・専門学校のメリットは最短で臨床検査技師国家試験に臨めることです。いずれを選ぶかは、学校によって異なる目指す臨床検査技師像に沿ったカリキュラム、追加で得られる資格、国家試験の合格率、卒業後の就職先や大学院進学先なども判断基準のひとつに挙げられます。これらを確認して、将来どんな臨床検査技師になりたいかなどをもとに決めるとよいでしょう。

将来の選択肢を広げたいなら大学がおすすめ

就職する医療機関や企業によっては、一般的な学歴が重視されることがあるので、最近は大学を目指す人が多くなっています。また、一部の大学では在学中に追加で取れる認定資格があるなど、広く学ぶことができるので、臨床検査技師以外の分野を目指す可能性がある人にはメリットとなります。
また、最近では臨床検査技師の資格取得で培われた知識やスキルを生かすため、大学院への進学者も多くなってきています。大学院での研究生活やより高度な知識を身につけ、企業における分析、研究開発の仕事などを目指す人もいます。臨床検査技師を目指す過程で、医学や生体構造や生命科学の基本について詳しく学んでいるので、医科学・生命科学の研究分野では博士号を有した臨床検査技師が多く活躍しています。

早く働きはじめたい人は短期大学か専門学校がおすすめ

臨床検査技師になるためには、3年制の短期大学または専門学校で学ぶことが一番の近道といえます。短期大学や専門学校は、臨床検査技師のノウハウを早く修得できるように、カリキュラムも実践的で効率的なので、大学よりも1年早く卒業することができるケースが多くあります。卒業後の就職におけるサポートも充実している学校が多く、臨床検査技師を目指すために適した環境といえます。
また、学校のなかには卒業生に向けて、スキルアップのための認定資格講座を設けているところもあります。

臨床検査技師国家試験の合格率を見てみる

臨床検査技師に限らず国家試験の合格率が高い学校は、教育の質も高いと考えられ、学校選びのチェックポイントにもなります。ただし、学校別の合格率は、実際に受験した人の割合として、学力が足りない人を受験させない学校もあり、注意が必要です。合格率はあくまで目安に過ぎず、その学校の入学定員数や受験申請者数が何人で合格者は何人なのかなど、細かく見る必要があります。

カリキュラムや実習内容に注目する

新カリキュラムとして臨床検査技師の専門教育内容が均一化したとはいえ、学校選びではカリキュラム内容や、実習がどのように行われているか確認することも重要な要素です。例えば、学内実習設備の充実、現場で求められるスキルが実践的に身につくか、臨地実習先にどんな病院があるか、自分が勉学に打ち込める環境かなどの項目です。

卒業後の進路を調べる

卒業生の進路を調べてみるのも、進路を決める際に重要なポイントになるでしょう。臨床検査技師は病院やクリニックなどの医療機関が主な就職先として挙げられますが、検査センターや治験、医療機器製造・開発や製薬関連などの企業も候補となるので就職先の選択肢が多いといえます。自分が将来就職したい病院や企業に就職した実績があるか調べる事は、自身の進路を決める際の大きな手助けになるでしょう。
また、医科学・生命科学分野の研究者を目指す人には、大学院進学先も参考になるでしょう。

2024年9月更新
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