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医師の楽しいことと大変なこと

医師の楽しいことと大変なこと

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医師は患者の状態を常に正確に把握し、適切な処置をすることが求められます。そのため、常に緊張感があります。医師にとってうれしいことや楽しいこと、また、つらいことや大変なことにはどのようなことがあるのでしょうか。ある医師の経験からご紹介します。

経験を積み、スキルが向上することで多くの患者さんの役に立てることがうれしい

医師という職業の楽しさは、医学を学んだうえで実臨床に臨むことで、教科書で読んだ疾患が本当に存在し、適切な治療によって治っていく過程を見ることができるところです。人間という生物の体が、生きていくためにさまざまなしくみを必要としていることを目の前で実感することができます。また、医療は生まれてから死ぬまでのさまざまな場面で必要とされます。そのため、患者さんの人生に寄り添いかかわることができることや、患者さんの人生に対して良い影響を与えることができたときには大きな喜びを感じます。
医師は診察・検査から病気を予想し、治療方針や手術の内容・手順などを検討します。その後、手術や治療の過程で実際に病状を確認していきますが、その自分が予想した内容と実際の病状の答え合せを繰り返すことで、予想を確実なものにするスキルが向上していきます。スキルが向上することで、医師としてより多くの患者さんの役に立つことができることは嬉しいです。
また、難しい手術のときに事前に綿密な計画とイメージトレーニングを行いますが、イメージどおりの結果を出すことができて患者さんの経過が良かった時にも医師として大きな喜びを感じます。

大変なことは不規則な生活やハードな日々

入院患者さんの医療は24時間必要となります。自宅で待機しつつも、緊急時に呼び出されること多いため、その緊張感から、なかなか気が休まらないということもあるようです。ただ、最近は医師の働き方改革も進み、しっかりと休みも確保できるように変化してきています。
また、皆さんが想像されるように医療の結果は、患者さんの命に関わります。安全に医療が行えるように、想定外のできごとが起きても対処できるように、普段からリスクマネジメントを意識して先手を打って行動しています。責任が伴う分、やりがいも感じます。
そして、毎日それぞれの患者さんから学ばせていただいている日々を過ごしています。

取材協力・監修

有路登志紀※2020年9月2日更新

消化器外科医10年目。群馬大学医学部医学科卒業後、群馬、埼玉での勤務を経て2017年より江戸川区の森山記念病院で勤務して現在に至る。二次救急を主体とし、消化器外科の緊急手術から緩和ケアまで幅広く対応する地域医療を目指しています。

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