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医師の仕事内容

医師の仕事内容

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医師の仕事は、普段私たちが目にしたことがある病院での「診療」「治療」の姿だけでなく、介護の現場での高齢者の健康管理や、企業での健康管理、未来の医学のための研究の現場など多岐にわたります。さらに、「リハビリテーション」や「予防」など、私たちが健康に過ごすために医学知識が活用されることもあります。医師の仕事内容について見ていきましょう。

病気の治療

病院やクリニックなどで、診察と治療をする医師の姿は、多くの医療ドラマなどで目にするように、私たちが最も想像しやすい医師の姿です。実際、多くの医師がこの「臨床」の現場で活躍しています。科目などの専門によってその働き方や診療のやり方は異なりますが、多くの場合、なにか困った症状のある患者さんを診察し、検査などを行いながら必要な治療や投薬の判断をします。

病気の予防

病気やケガを未然に防ぐための助言や対策を指導する医師もいます。健康な方や、まだ病気やケガはしていないけれど違和感を覚えている方に対して、その状態を把握したうえで今後病気やケガを起こさないような生活習慣や体の動きなどに対する指導を行います。健康診断や人間ドックのように病気の早期発見のための検査を行うこともあります。

リハビリテーションの指導

病気やケガによって一度失われた機能を取り戻し、日常生活を問題なく過ごせることを目的として行うのがリハビリテーションです。理学療法士(PT)、作業療法士(OT)といったリハビリスタッフの方と一緒に病気やケガなどの状態の確認や、体全体のバランス、機能をその人の生活とともにチェックします。患者さんだけでなく家族や家の状態なども考慮しながらリハビリを進めていきます。

新しい治療法の研究

未来の医療の進歩のために、現時点では治療や完治が困難な病気の研究などを行います。人体のメカニズムなどを新たに研究しながら、解明されていない病気のしくみの解明や新しい治療法を模索します。

産業医として働く人の健康を管理する

労働者50人以上の事業場では、産業医の専任が必要です。職場環境の改善や、働く方の健康管理、就労の管理、病気やケガの予防から職場復帰の支援など幅広く関わります。

保健所で健康づくり、予防のサポートをする

公衆衛生の分野です。病気の治療は行いませんが、広く病気を予防するために必要な政策や、住民に対しての健康づくり、母子保健、生活習慣病対策、がん対策など幅広い業務を行います。

製薬企業で新薬の開発をする

製薬会社では既存の薬剤の営業販売だけでなく、新薬の開発も行っています。新薬を発売するまでには大規模な治験なども必要となり、病院との連携や医学の専門知識を生かした業務を行います。海外に勤務する場合もあります。

ヘルスケアベンチャーで新たな医療サービスを開発する

テクノロジーの進歩により、さまざまな医療機器、アプリなどが開発されています。医師向けサービスや医師と患者をつなぐサービスなどの開発を行うベンチャー企業で働く医師も近年では増えています。

取材協力・監修

有路登志紀※2020年9月4日更新

消化器外科医10年目。群馬大学医学部医学科卒業後、群馬、埼玉での勤務を経て2017年より江戸川区の森山記念病院で勤務して現在に至る。二次救急を主体とし、消化器外科の緊急手術から緩和ケアまで幅広く対応する地域医療を目指しています。

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