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心理カウンセラーになるための勉強時間・やり方

心理カウンセラーになるための勉強時間・やり方

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心理カウンセラーになるために、高校生のころから具体的に勉強するのは難しいものがありますが、心理学に関する書籍を読むことはとてもよいことです。自分に向き合うことができれば、自分の新しい世界を知ることもできるでしょう。高校生の間にできることについて記述します。

時事問題に敏感になる

心理カウンセラーになるために、何時間勉強をすればOKということはありません。例えば、産業カウンセラーの資格を取るためであれば、講座を受講して、試験を受けることになります。学歴などは問われませんが、満20歳以上が条件ですから、高校生の間にすることは別に考えたほうが良さそうです。
まずは、時事問題に敏感になっておきましょう。そのためには新聞を読む、ニュースサイトで社会関係のことを知っておく、などが有効です。社会情勢に明るくなることです。はじめから政治や経済を勉強しようとしても無理がありますから、自分の周りで起こっていることから興味をもつようにしてはどうでしょう。身近なことを話題にすれば、今度はいろいろな人とコミュニケーションをはかることができるはずです。

心理学に関する本を読む

また、心理学に関する書籍を読むこともおすすめです。心理学も学問として突き詰めるとさまざまな学説があり、それぞれ協会があります。わかりやすく心理学を書いた本もありますので、学校の先生に相談したり、ネットで検索したりしてみてください。自分にぴったりくるような書籍がみつかるでしょう。
本を読むことで、自分の内面を知ることができます。自分に向き合うことはとても大切です。違う考え方や新しい発想を知ることで、世界が開けていきます。すると客観的に自分を見ることができるようになり、自分はこんな考え方をもっていたのだと新しい発見をするかもしれません。人間関係の勉強をすることは自分発見につながるのです。自分の行動を振り返ることや人とのつながりをよく観察してみましょう。相手を変えることは難しいですが、自分の考え方や行動を変えることはできます。心理学を学ぶと家族や身近な人とのかかわり方においても有効活用できるのです。もちろん、人間ですから合わない人もいますが、自分自身の生きやすさにつながっていくと考えられます。

多様性を認める

世の中にはさまざまな人がいます。ダイバーシティ(多様性)という言葉は、企業においても世界においても大切な考え方です。人に対して先入観をもっていては適切なカウンセリングができません。すべての人に賛成したり迎合したりする必要があるわけではなく、存在を認め考え方を尊重することが大切です。これは努力をすることではなく、広く寛容性のある心をもつということです。ある物事に賛成できないとしても、そういう考え方もあるのだということを認識してください。これからは多様性を認めるカウンセラーが求められることでしょう。
また、「リフレーミング」という考え方があります。半分水が入ったコップを見て、まだ半分あると考えるか、もう半分しかないと考えるか、すべては捉え方です。まだ半分あると考えられる思考傾向がもてるようになるといいですね。

取材協力

大野萌子

一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ(R)資格認定機関)代表理事、企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント、ハラスメントの分野を得意とする。防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関等で年間100件以上の講演・研修を行う。著書、メディア出演多数。

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