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宗派によって僧侶になる過程は少しずつ異なりますが、宗派の教えや仏教の歴史など、僧侶に必要な深い知識を身につけるため、仏教系の大学に進学してから宗派に入門する人が多いようです。
また、多くの宗派では、修行なしに僧侶になることはできません。修行は数年間を要し、想像以上に厳しいといいます。残念ながら、その厳しさから僧侶になることをあきらめる人もいます。
なるための過程や修行の内容などは宗派によってさまざまなので、自分が入門したい宗派の情報をしっかりと集め、強い意志や覚悟をもって臨むことが必要です。
信仰する宗派の僧侶に弟子入りをして、入門する
多くの宗派では、まず師匠となる僧侶「師僧」を探して弟子入りをします。
親が住職などの場合は親が師僧となるケースが多いですが、そうではない場合は師僧を探すところからスタートします。寺院によっては僧侶候補の募集を行い、大学などで仏教を学んだ経験のない人でも受け入れ、入門をサポートしているところもあります。
条件などは寺院ごとに異なりますが、面接などを経て受け入れが決まればその寺院で生活をしながら、一定期間、見習いとして僧侶の基本的な知識や技術、作法などを身につけていきます。
そして、入門が認められると僧侶であることを認める得度という儀式を行います。剃髪をし、戒律を授かり、守ることを誓い、僧侶としての新しい名前を授かるなど、各宗派で定められた内容に沿って得度が行われます。
仏教系の大学を卒業する
得度を得るためには、僧侶として必要な知識を身につけなければなりません。そのため、多くの人は仏教系の大学に進学し、授業を通じて宗派の教えや仏教の歴史などを学んでいます。
学校によっては、夏休みなどの長期休暇を利用して修行を積み、大学在籍中に僧侶としての籍を取得することができたり、決められた単位を取得することで得度を受けるための試験が免除されたりするケースもあります。
また、通信教育の受講によって学ぶことができる宗派もあるので、自分が入門したい宗派はどのような学校があるのか調べてみるといいでしょう。
修行
多くの宗派では入門が認められ、住職などによって許しが出たあと、修行の道に進みます。
修行は厳しく、途中で断念する人も多いといいます。修行の内容は宗派によって異なりますが、宗派の本山の研修所などで修行を積みます。毎朝、3時や4時に起床し、清掃、配膳、読経を行い、宗派の教え、歴史などをしっかり学びます。
修行の期間は宗派や人によって異なりますが、2~3年ほどかかるケースが多いようです。外出や携帯電話などの所持も禁止されることが多く、家族などと連絡を取ることができない環境で、自分を律し、朝から夜まで修行に励みます。
住職になるには
住職は弟子の僧侶たちを育てたり、寺院の経営・管理をしたりとその寺院の顔として重要な責務を負います。
ほとんどが世襲制のため、その寺院の跡取りとなる子どもが継承します。寺院の生まれではない僧侶が住職になることは難しいとされますが、最近では跡取りがいないなどの理由から住職不在の寺院が増えているといいます。跡取りのいない寺院では、その宗派の中枢を担う寺院(本山)の承認や推薦によって住職を迎えることもあり、本山での厳しい修行を乗り越えれば、寺院生まれでない場合でも住職になれる可能性があります。
また、住職になるための資格が必要となる宗派もあります。