• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 保育・教育
  • 大学教員
  • 自分らしく活躍できる?
大学教員は自分らしく活躍できる?

大学教員は自分らしく活躍できる?

全国のオススメの学校

大学教員は男女どちらでも活躍できます。とはいえ、実際には大学教授や准教授は男性が多い傾向にあります。女性が大学教員として自分らしく活躍するために必要なことは何でしょうか。さらに、大学に関係する多くの職員・教授たちとどのように接することが望ましいのでしょうか。

性別や年齢を問わず自分の意見をはっきりと伝えることが大事

性別や年齢を問わず自分の意見をはっきりと伝えることが大事

自分らしく活躍できるかどうかは、性別による差、あるいは大学の規模にはあまり関係ないと思います。一番大切なことは「雰囲気に飲まれないメンタルの強さ」があるかどうかではないでしょうか。いい意味で空気を読まないことが求められることもあります。
例えば、先輩大学教員や准教授・教授に対しても間違っていると思えば「それ、おかしくないですか?」と指摘できることは大切だと思います。いきなり真顔で「あなたは間違っている!」と言うとキツすぎますし、かといって、ただニコニコと追従していてもしかたありません。にこやかに、しかし、言うべきことは言っていく。それが大事だと思います。
ただ、大学によっては、一般の会社のような上下関係がほとんど存在しないところもあって、後輩だから大人しくしていなくてはいけないわけではありません。助教や若手の大学教員だからこそ学生との距離が近く、教授には言いづらいことも話してくれることがあります。
そのため、場合によっては若手や後輩に近い立場の教員のほうが学生の要望や気持ちを代弁できることもあります。

2~3年の任期で契約しているからこそ自分らしさをアピール

自分が正しいと思ったら、ハッキリと自分の意見を言うことが大切ですが、やはり不安になってしまうこともあります。しかし、一時的には生意気と思われたとしても、大学教授たちから「こいつは使える!」と思われることも多いものです。
特に非常勤講師の場合、契約期間は2~3年です。数年でいなくなるかもしれないからこそ、周囲に合わせ過ぎて特徴のない人だと思われてしまうのは危険です。多少生意気でも「こいつは学生の気持ちを理解している」「自分なりの考えや意見がある」と一目置いてもらえれば、契約の更新や、新たな講義の非常勤を頼まれる可能性もあります。
とにかく、自分のやっている仕事ぶりですべてが評価される環境です。そのため、女だから、男だから、若手だから、どこの大学出身だからと差別されることはほとんどありません。自分なりの考えをもって研究や教育を行っているか、学生のことをちゃんと見て、彼らの状況を把握しているか、そういった熱意が伝われば認めてもらえる仕事だと思います。

取材協力

トミヤマユキコ

ライター/大学講師。早稲田大学法学部、同大大学院文学研究科を経て大学講師に。少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当している。ライターとしては『小説すばる』『yomyom』『エル・グルメ』などで日本の文学・マンガ・フードカルチャーに関する連載を持つ。著書に『夫婦ってなんだ?』『40歳までにオシャレになりたい!』『大学1年生の歩き方』など。

関連する仕事・資格・学問もチェックしよう

関連する仕事の活躍のしかたもチェックしよう

大学教員を目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT