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保育士は育児と両立できる?

保育士は育児と両立できる?

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昨今、自身の子どもを育てながら働く“ママ・パパ保育士”が活躍しています。家事・育児と両立しながら、仕事として保育をすることは決して簡単なことではありません。そのため、保育士ができるだけ無理なく仕事を続けるためには、保育所側のサポート体制の有無が重要になってきます。今回は子どものいる保育士が多く所属する、ある私立の認可保育所が採用しているサポート体制を紹介します。

家庭の都合に合わせた柔軟な働き方

子どもをもつ保育士にとって大きな壁となるのが、“早朝の出勤”と“夕方以降の勤務”です。
朝、保育所の子どもは出勤前の保護者とともに7時台に登所することが多く、その受け入れのため7:00までに出勤しなくてはいけません。また、最終のお迎えは19:00に設定されていることが多いため、仕事が終わるのも19:00以降になります。
今回紹介する保育所ではシフト制を導入しており、出勤は7:00~10:00の間、退勤は15:30~19:00の間で日によってばらつきが出ます。そのため、保育士自身の子どもが保育所に通っていると、とその送迎と仕事との両立は厳しいものになります。
そこで考えられたのが、8:30~17:15がベースの勤務を選べるというシステムです。
これにより、送りは夫、お迎えは妻といった夫婦間での送迎分担が可能となり、家庭の都合に合わせた柔軟な働き方ができるようになっています。

子どもの同伴出勤もOK!

さらにこの保育所では、保育士の子どもを優先的に入所させることで“同伴出勤”ができることも大きな助けになっているのだそうです。
一緒の保育所にいれば送迎時間を気にせず働くことができますし、発熱などで急な呼び出しがあり仕事を抜けることに苦労する…といった心配もありません。

子育て経験を活かせるのが強み

今回、取材をした保育士は3児の母ですが、8:30~15:30がベースの勤務と同伴出勤を利用し、3回の出産後いずれも半年で現場に復帰し、保育士の仕事を続けているそうです。
「シフトによっては19:00まで勤務をする日もありますが、そばに子どもがいるので様子も把握しやすく、無理がありませんね」と働きやすさを語ってくれました。
子育ての大変さやよろこびを身をもって知っていることに加え、保育所に子どもを預ける親の気持ちに寄り添ったサポートができる保育士は、とても頼りになる存在です。また、保育士不足が問題になるなかで、子どものいる保育士が長く仕事を続けてくれることは保育所の運営においても非常にプラスなことです。

2025年6月更新

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