• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 保育・教育
  • 大学教授
  • 自分らしく活躍できる?
大学教授は自分らしく活躍できる?

大学教授は自分らしく活躍できる?

全国のオススメの学校

大学教授という職種は、男性のイメージが強いですが、女性も多くはないものの活躍しています。令和6年度(2024年)の学校基本調査によると、大学教授全体における女性の割合は27.8%という結果が出ています。最近では女性の大学教授も増えてきていますが、その理由としては働き方の柔軟性が挙げられます。

好きなことを仕事にでき、自分で時間のコントロールができる

大学教授は裁量労働制です。裁量労働制とは、労働時間を実労働時間ではなく一定の時間とみなす制度のことで、出退勤時間の制限がなくなり、ある程度働く人の自由が利くようになるものとイメージしておけばいいでしょう。
そのため大学教授の働き方では、授業や大学運営会議といった時間の決まった業務以外は、比較的、仕事の時間を自分でコントロールできる点が大きいと言えます。
ただし、大学教授の活動の軸は研究。決まった業務以外の時間は研究に当てることになります。どのくらいの割合を当てるかはその人次第。こだわるほど忙しくなる職種であるとも言えます。
大学教授は、男女で待遇が異なることはありません。現在多くの大学が保育所の設置など子どもをもつ職員が働きやすい環境整備に力を入れていることから、子育て期にも十分活躍できる職業と言えそうです。

大学には上司・部下というものは基本的にない

基本的に大学教員は、年齢や性別によらず、教育者・研究者としては対等な関係です。
講座制のしくみをとっているところは、教授の下に准教授、助教が配属されていて、教授の意向が反映されやすい状況にある学科もありますが、そうした場合でも、個人としての教員・研究者の意思は大きく尊重されています。一般的な企業の上司・部下といったような関係は弱いところがほとんどなのも、大学の特色の一つと言えます。
ではどうして男性に比べて女性の大学教員が少ない状況なのかというと、それにはいくつか理由が考えられます。
まず、大学の専任教員に採用される前の、若手研究者のときの雇用が期限付きであることが多いこと。もう一つは、研究者は自ら成果を残さないと次の専任教員ポストを得られないというリスクがあること。その研究者として飛躍する時期が、女性の場合は出産などと重なる場合が多いようです。
ただ、国もこうした状況に対応しようとしていますし、家庭と研究の両立をしながらキャリアアップをする、ロールモデルとなる女性の大学教員は今後、増えていくのではないでしょうか。

2025年6月更新
取材協力先
川原 晋

関連する仕事・資格・学問もチェックしよう

関連する仕事の活躍のしかたもチェックしよう

関連する記事

大学教授を目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT